![ネズミに50か所以上噛まれた生後6か月の男児、手指先を食いちぎられる重傷(米)](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2023/09/house230923-220x195.jpg)
ネズミに50か所以上噛まれた生後6か月の男児、手指先を食いちぎられる重傷(…
Rank.1
十分な栄養価があるとは言えないという。栄養価の低いものばかりを食べていたことが原因か、カラムの被毛の状態は悪く、関節炎も発症していた。
この状況を獣医に相談したスコットランドの自然保護団体「The National Trust for Scotland(NTS)」は、「福祉的な観点から、カラムを安楽死せざるを得ませんでした。地域の人々や観光客が、このことを聞いて残念に思われることは承知しています。自然保護団体として、私たちは動物福祉に対する責任を真剣に受け止めており、この決定がカラムにとって最善の選択肢であると判断しました」と、苦渋の決断だったことを明かした。
また、ハイランド地方の歴史学者であるアンドリュー・グラント・マッケンジーさん(Andrew Grant McKenzie)は、以下のように話している。
「カラムが駐車場からいなくなったことは悲しいニュースですが、獣医からの助言は福祉的な理由であり、カラムの状態が近年悪化していたことは間違いありません。」
「人が野生動物に餌を与えるという問題は、ハイランド地方で定期的に取り上げられる問題です。地元民から“レジェンド”と呼ばれたカラムの生涯が、ハイランド地方の自然界を尊重することと、シカが自然の中で口にすることのないものを与えないことの重要性を浮き彫りにしたと願っています。」
画像は『Metro 「Selfish tourists are to blame for death of ‘legendary’ stag」(Picture: SWNS)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)