ベランダに出た父親が「じゃかましいわ、コラ!」と怒鳴りつけるのがたまらなく嫌だったという。おまけに巨人が負けると父親の機嫌が悪くなるため、ついには野球自体が嫌いになってしまったのだ。また、父親と遊びたくて「キャッチボールをしよう」とお願いしても、面倒くさそうに外に出てわざと遠くにボールを投げ、後藤が拾ってくるのを繰り返すだけだった。彼が必死にボールを追いかけて戻ってくる間、父親は退屈そうにタバコを吸っていたという。「自分の子どもには絶対そんな悲しい思いはさせない」と心に誓い続けてきた後藤だったが、いざ子どもが生まれると自分が父親と楽しく遊んだ経験がないため、最初はどうやって遊んでいいのか分からなかったそうだ。
話を聞いていた有吉は、「ウチも怖かったね」と共感する。彼の父親は働かず、家にいることが多かったので、たまに外出しているとホッとしたという。家族全員が父親の顔色を見ながら生活していたため、息苦しかったそうだ。「ホンマにそうでしたね。だから今の性格形成には、大きく影響していると思いますよ」と後藤が言うと、有吉も深くうなずいていた。
この父親について語る場面には、多くの視聴者が思わず聞き入ってしまったようだ。ネット上では、「有吉と後藤の言う“顔色をうかがう性格”って、MCやるのに活かされているのかもしれないから、物事って何でも光と影があるなぁって思ったり」、「ほんと幼少期の出来事って間違いなく今の性格形成の基盤になる」、「しのぎを削って今や2人ともお父さんなの、感慨深い。お互い、お父さんが怖くて顔色をうかがう性格になったという共通点があったのね…」といった声が相次いでいる。
(TechinsightJapan編集部 みやび)