アルマさんは医師に「猫を食べたことは全く関係ない」と告げられたのだった。
「それまではずっと、罪悪感に苛まれてきた」と明かすアルマさん。この医師の言葉には救われたものの、やはり狼のような外見の息子に対する不安は尽きないそうで、複雑な胸のうちをこのように吐露した。
「ジャレンには姉と弟がいるけど、毛深いのはあの子だけなの。それで『ジャレンが学校に行くようになったら、外見が違うことでいじめられるのではないか』と心配で仕方がないのよ。」
「ジャレンはとても陽気で遊ぶことが大好きだけど、暑い日には『発疹が出て痒い』と訴えてくるの。もちろん暑ければお風呂に入れるし、毛を短くカットしたこともあった。でも毛はすぐに生えてくるし、カット後の毛はより長く、太くなってしまってね。結局、カットすることを止めてしまったの。」
そんなジャレン君を診察した皮膚科医のラヴェリンダ・ソリアーノ・ペレス氏(Dr. Ravelinda Soriano Perez)は、多毛症について次のように説明したという。
「ジャレン君の症状は遺伝と思われ、非常に稀で推定では約10億人に1人の割合で発症する。完治させる治療法はないが、レーザー脱毛などで症状を改善させることは可能だ。」
なおジャレン君は今後、4~6週間で10回のレーザー脱毛を受けて経過を観察する予定だそうで、アルマさんは「私たちは現在、1回2,500フィリピンペソ(約6,770円)かかる治療代の寄付をお願いしているの」と明かし、このように述べた。
「すでに私たちに援助してくれた人たちにはとても感謝しているの。みんなの支援を受けて、息子がより良い人生のチャンスを掴むことができるよう心から願っているわ。」
そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。
「レーザー治療が上手くいくといいね。この子はとても美しいと思う。」
「まつ毛がゴージャスだわ。」
「可愛いじゃない!」
「妊娠中に山猫が食べたくなるなんて! 衝撃的だわ。」
「かわいそうな猫だこと。」
「文化や出身地の違いよ。」
「生まれた時から多毛だなんて! 治療の成功を祈っているよ。」
ちなみにマレーシアでは昨年、多毛症として生まれたことで「動物の子」と揶揄されてきた2歳の女児が話題となり、多くの人から「幸せになって」「この子を支援してあげて」といった声が届いていた。
@dailymail Two-year-old Jaren Gamongan was born with ‘werewolf syndrome,’ also known as hypertrichosis, which only affects one in a billion people and causes excess hair to grow all over the body. 🎥 Viral Press #werewolfsyndrome #hypertrichosis #rare #science ♬ The Champion – Lux-Inspira
画像は『The Sun 「HAIR OF THE SPROG ‘World’s hairiest baby’ born with one-in-a-BILLION ‘werewolf syndrome’- and his mum fears it’s down to what she ate」(Credit: ViralPress)』『New York Post 「Little girl born with ‘werewolf syndrome’ dubbed ‘child from heaven’ by royals」(Newsflash)』『Larry Gabriel Gomez Facebook』『The Daily Star 「Teen lives with rare ‘werewolf syndrome’ that leaves other kids scared he’ll bite them」(Image: mdwfeatures/Lalit Patidar)』『diamond. TikTok「we live in a world where individuality is feared.」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)