到着するまでの20分間、シャウナさんは地獄を味わったという。
「車内では呼吸をするのが困難で、本当につらかった。息ができず、声を出さないようにしていたけれど、今にも気絶してしまうような感じだった。喉がどんどん締め付けられ、『これ以上酷くなったら、きっと私は死んでしまう』と思っていたわ」と当時を振り返るシャウナさん。息も絶え絶えで病院に到着すると、医師らはすぐに治療を開始。シャウナさんはアドレナリンを注射され、点滴に繋がれた。
シャウナさんはこの時、全身が蕁麻疹で覆われていたそうで、「自分の皮膚が燃えているのではないかと思ったほどよ」と明かし、こう続けた。
「病院では症状について質問をされたけど、上手く呼吸ができずに答えられなくてね。看護師みんなが心配していたわ。そうしてアドレナリンを注射されると気道が広がり、呼吸が楽になったの。」
「でもその後、私の顔は何日も腫れたままで、『このまま腫れが引くことがないのでは』と本気で心配したわ。それで3日間は外出もしなかった。」
シャウナさんはその後、医師から「ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)にアレルギー反応を起こしたようだ。2回目のアレルギー反応は1回目の10倍ひどくなり、死を覚悟しなければならない」と言われたそうで、今ではアナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和するエピペンを常時携帯しているという。
また「リップフィラーは命を危険に晒すため、2度としない」と決めたそうで、次のように注意喚起した。
「あなたは『まさか自分にはこんなことは起こらない』と思うでしょうね。でも施術を受ける際には必ず、アレルギーテストがあるのかどうかを施術者に確認して欲しい。なぜならこういった施術には常に、命を危険に晒すようなリスクが潜んでいるのだから。」
なおこのニュースには、「貴重な経験をしたよね。でも自然が一番ということさ」「あんな顔になるためにお金を払ったの?」「愚かな女性だ」「とても魅力的な女性なのに、なぜ? 施術後は醜くなっている」「リップフィラーした人たちは皆、アレルギー反応を起こしたような唇をしているよね」「みんな同じ顔に見える」「同じニュースを何度聞いたか。この人たちは自分が酷い目にあわないと、学ぶことはないのだろうね」といったコメントが寄せられている。
ちなみにイギリスでは昨年、27歳の女性がリップフィラー溶解剤を注入後、顔が腫れてスヌーピーそっくりになり注目を集めていた。女性はパッチテストを行っていたものの、2分後には施術が始まっていたという。
画像は『The Sun 「EXTREME REACTION Woman, 24, left ‘gasping for air’ with a ‘balloon face and no eyes’ after getting lip filler dissolved」(Credit: Kennedy News)、「LIP AGONY I nearly died after having my lip fillers reduced」(Credit: Newsflash)』『Courtney Bell TikTok』『samiiibabyyy TikTok「Swelling and bruising will go down a lot more!!!」』『karli gardner TikTok「baiting my self out here,」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)