隣同士の家で飼われているゴールデンレトリバーとジャーマンシェパードは、一緒にドッグランに行くなど普段から交流している。非常に仲が良く、家にいてもすぐに会いたくなってしまうようで、庭のフェンスの隙間に鼻を押し付けて相手を探すほどだった。そんな姿を見て心を痛めた飼い主たちがあるアイディアを実行すると、2匹は大はしゃぎで互いの庭を行き来して遊べるようになったという。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えた。
米カリフォルニア州サンフランシスコに住むミランダ・ストックトンさん(Miranda Stockton、45)は2022年、動物愛護協会にいたジャーマンシェパードの“フリッツ(Fritz、5)”を家族として迎え入れた。その同時期、隣に住むホイットニー・ティプトンさん(Whitney Tipton、35)は、ゴールデンレトリバー“トラッパー(Trapper、5)”を飼い始めた。
フリッツは不安症を抱えており、他の犬と交流するのを怖がっていたという。一方、トラッパーはゴールデンレトリバー特有の天真爛漫で元気いっぱいな性格の持ち主で、2匹が友達になれることを祈り、一緒に遊ばせてみることにした。
これが功を奏し、一緒にドッグランへ出かけて遊ぶほどの仲になった。非常に仲が良くなったのはいいものの、飼い主たちは仕事などがあるため、毎日一緒に出かけることはできない。しかし、人間の都合など知らない2匹は不満に思っているようで、特にトラッパーは顕著に不満を抱いていた。
そんなトラッパーの姿を、ミランダさんが庭から動画撮影していた。2軒の間には木製のフェンスが設置されており、フェンスを越えるどころかお互いの姿を見ることすらできない。少しでもフリッツに近づきたいトラッパーは、