チームはプールの水を抜くと、長い棒の先に取り付けた小さなカメラを用意した。そしてプール壁面にある吐出口の一つにカメラを挿入した結果、午後11時半に配管奥で動けなくなっているアリーヤちゃんの体の一部と小さな手が映し出された。
リチャード弁護士は、「アリーヤちゃんは吐出口から約6メートル(20フィート)奥まで吸い込まれ、遺体はねじれて歪んでいた。遺体を取り出すにはコンクリートを壊し、配管を切断する必要があった」と述べており、30x40センチ(12x16インチ)の吐出口に金網などの蓋は固定されていなかったこと、吐出口からかなり激しく吸水していた状態であったことを明かした。
遺体が回収できたのは行方が分からなくなってから約13時間後の翌朝6時45分のことだったそうで、テキサス・エクウサーチのティム・ミラーさん(Tim Miller)は、「配管と彼女の大きさを考えても、6メートル奥まで吸い込まれてしまったなんて信じられないことだ」と体を震わせた。
一方でリチャード弁護士は、「アリーヤちゃんの姿が見えなくなる直前、5歳の妹が同じ吐出口に吸い込まれて溺れそうになり、13歳のいとこに引き上げられていた」とも語り、アリーヤちゃんが妹を助けようとして、代わりに自分が吸い込まれてしまった可能性を示唆した。
なお、アリーヤちゃんの死因については現在のところ、「溺死、および機械的窒息によるものである」と発表されており、リチャード弁護士は「プールが正常に機能しておらず、ホテルを運営していくうえで多数の違反行為があった。これは避けられた事故であり、正義を追求していく」と語っていた。
ちなみにこのニュースには、「ポンプを交換した際に取り付け方が逆だったに違いない。そうだとしたらかなり激しい吸水が起きるはず」「避けられた死。なんて悲しいの」「大きな穴だもの。起こるべくして起きた事故。なぜホテルは放置していたの?」「親は責められない。これは100%ホテルが悪い」「家族の気持ちを考えるとつらい」といったコメントが寄せられている。
画像は『New York Post 「Girl, 8, who drowned after being sucked into ‘malfunctioning’ pipe at hotel pool identified」(KTRK)(Daniela Jaico / Facebook)』『כבאות והצלה לישראל Israel Fire & Rescue Authority Facebook「במסיבת בריכה שנערכה בבית פרטי בכרמי יוסף נפתח בולען מתחת לבריכה,」』『Yahoo News Australia 「Girl’s near-death experience after freak pool mishap: ‘A miracle’」(Source: CEN/ Australscope)』『The Sun 「SUCKED UNDER Heart-stopping moment girl, 13, is dragged underwater for TWO MINUTES when her hair gets trapped in pool filter」、「POOL TRAGEDY Boy, 8, drowns in swimming pool in front of sunbathing parents who fail to spot him frantically waving for help」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)