神経が周辺の組織に癒着して脊髄が引っ張られることで神経障害を起こす「脊髄係留症候群」と関連していることが分かっており、英ニュースメディア『The Mirror』は、二分脊椎症の診断のほか「医師はMRI検査で、赤ちゃんが脊髄係留症候群であることを確認した」と報じている。
同医師は尻尾の切除手術について言及していないが、脊髄係留症候群の症状には下肢運動障害や排尿・排便障害などが挙げられ、出生時は無症状でも成長とともに症状が表れる場合があるため、今後は注意深い経過観察が必要になるそうだ。また癒着した部位を剥がすなどの手術をするかどうかは、医師との相談が必要だという。
ちなみにブラジルでは4年前、尻尾のような約6センチの突起物が生えた女児が誕生し「非常に珍しいケース」として医師を驚愕させていた。この女児の場合、尻尾は生後6か月で切除されており、経過は良好だった。
画像は『儿科老李医生 抖音「臀部小尾巴」』『Metro.co.uk 「Baby born with four-inch tail growing from its back」(Picture: AsiaWire)』『news.com.au 「Brazilian baby girl born with 6 cm long tail」(Picture: Journal of Pediatric Surgery Case Reports)』『New York Post 「Baby girl born perfectly normal ― except for ‘extremely rare’ tail」(Jam Press)、「Baby born with rare tail gets his ‘ball and chain’ removed」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)