親子が向き合って会話をしたのは実質30分ほどだったと報じられた。
ヘンリー王子は昨年、英国の住居だったフロッグモア・コテージを退去しており、今回はロンドン市内にある高級ホテルに宿泊したとみられている。
王子がどれほど英国に滞在するかは不明で、兄弟間の確執が続くウィリアム皇太子との再会も期待されていた。これに対してある関係者が、皇太子は王子と会う予定はないと語った。
そして翌7日午後2時前、ヘンリー王子が家族の待つロサンゼルスに戻るため、ヒースロー空港のVIPエリア“ウィンザー・スイート”に到着する姿が目撃されたのだ。
英メディア『The Sun』『Daily Mail Online』などが掲載した写真では、ヘンリー王子が護衛とみられる数人の男性とともに、入り口の前で談笑する姿が写っている。王子はグレーのTシャツの上にネイビーブルーのジャケットを羽織り、ジーンズをはいたカジュアルな装いだ。
別の写真では、護衛の人々がレンジローバーのトランクルームから、王子のものとみられる2台のキャリーケースを下ろす様子が捉えられている。
ヘンリー王子とチャールズ国王が直接対面したのは、2022年9月に執り行われた故エリザベス女王の葬儀以来だ。
王子は昨年5月にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われた国王の戴冠式に出席するも、終了後はすぐに米国への帰路についた。そのため親子が交流する姿は見られなかった。
今回の王子の行動に英国民は呆れかえったようで、SNSではこのようなコメントが飛び交った。
「数十分間の対面のために別の大陸に行くとは。Zoom会議の方が環境に優しいのに。」
「わざわざ帰ってこなくても良かったんだよ。」
「ヘンリー、すでに英国ではきみの居場所はないんだよ。」
「単なる宣伝活動だろう。」
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)