![ネズミに50か所以上噛まれた生後6か月の男児、手指先を食いちぎられる重傷(米)](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2023/09/house230923-220x195.jpg)
脚で押さえつけられたホーリーはなんとか逃げようともがいている。
そしてスティーブさんが少し離れた場所から何度か大声を上げると、ピューマは一瞬怯み、ホーリーはその隙に逃げ出した。
スティーブさんがホーリーのもとに駆けつけた時にピューマの姿はなかったそうだが、襲撃は1分にも及び、ホーリーは多数の咬み傷や切り傷を負って何針も縫わなければならなかったそうだ。
それでもニコールさんは、「ホーリーはファイター。もう大丈夫よ。それに今はたっぷりのトリーツと愛情、注目を一身に受けて楽しんでいるの」と笑い、怪我が日に日に癒えていることを明かした。
なお襲撃から20分後、ピューマは夫妻の裏庭に戻ってきたそうで、監視カメラには芝の上に落ちていたホーリーの首輪のニオイを嗅ぐ個体の様子が映っていたという。
夫妻はこの一件後、夜間は必ずホーリーに付き添って裏庭に出るようにしているそうで、スティーブさんは「この動画を見てもらい、近所のみんなには『自分と大きさが同じくらいの犬を襲う、大胆不敵なピューマがいる』ということを知ってもらいたい」と述べた。また、近隣に住むレスリー・シモーネさん(Leslie Simone)は「コヨーテや他の動物の心配は常にしていたけど、ピューマというのは初めてよ」と驚きを隠せず、「これからは気を付けなくてはいけないわ」と語っている。
カリフォルニア州には、推定で約4500頭のピューマが生息しており、餌を求めて近隣を彷徨うことで知られているという。特に森の中で餌が見つからない時や、一度餌にありつくことができた個体にその傾向が強いそうで、このたびの動画には次のようなコメントが寄せられた。
「あのピューマはまた戻って来るね。しっかり準備しておかないと。」
「小さな犬だったら、きっと命はなかっただろう。」
「かわいそうに。早く回復するといいね。」
「フェンスがあっても、ピューマは簡単に飛び越えられる。飼い主は責任をもってペットを監視しないと。」
「ボブキャットやコヨーテがいるのが分かっていて、どうして犬を外に出すの? これはかわいそうだよ。」
「人間は、彼らの生息地である山の中に家を建てるべきではないということさ。」
「ピューマはお腹が空いていたのだろうね。」
ちなみに米オクラホマ州では昨年、庭で用を足していた飼い犬がコヨーテに襲われた。無防備なところを狙われた犬は絶体絶命の状況だったが、一緒に暮らしている黒猫が現れ、威嚇して見事にコヨーテを追い払い話題となった。
画像は『ABC7 Los Angeles 「Mountain lion caught on video attacking pet dog in backyard of La Verne home」』『UPI.com 「Oklahoma family’s cat rescues small dog from two coyotes」』『CTV News 「Yorkie in ICU after defending 10-year-old owner from coyote attack in Scarborough」』『FOX 11 Los Angeles YouTube「Coyote attacks little girl near Huntington Beach pier」』『Chron 「Video captures cat heroically fighting off coyote at Surfside,Texas home」』『Fox News 「New York woman fights off rabid fox in her front yard, thought she would be ‘eaten alive’」(Kennedy News and Media)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)