西部劇映画といえばアメリカのカウボーイの存在は欠かせないが、このほど映画さながらに投げ縄を操り、凍った池から子牛を救ったカウボーイが注目を集めた。カウボーイハットを被り、慣れた手つきで投げ縄を投げる姿に「これが真の男だ」といった声があがっており、のちに本人も「カウボーイは日本のサムライのようだ」と語っている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
米アーカンソー州グリーン郡パラグールドで現地時間18日、子牛が凍った池の真ん中で立ち往生してしまった。子牛は歩いて岸辺に向かおうとするも氷で蹄が滑り、うまく歩けない様子だった。
ちょうどその時、池の近くで作業をしていたカレブ・アルブリトンさん(Caleb Allbritton)が子牛に気付いた。しかし救助するためのロープを持っておらず、氷が溶け始めていることもあり、カレブさんはどうすることもできずにいた。
そこでカレブさんは、近所で馬の調教をしているカウボーイのマックス・ビショップさん(Max Bishop)に電話をかけて救援を求めた。連絡を受けたマックスさんはすぐにロープを手に取り、トラックで子牛のいる池に向かった。子牛がいるあたりの氷は溶け始めて、今にも割れそうな状態だったため、マックスさんは岸から投げ縄を子牛めがけて投げることにした。
実はマックスさん、最近手術を受けたばかりで体調が万全ではなかったせいか、1本目に投げた縄が手元から離れてしまった。しかし幸運にも予備の縄があり、彼は渾身の力で投げ縄を振り回して子牛めがけて投げた。
当時の様子を撮影した動画には、マックスさんの振り回す縄がブンブンッと音を立てて子牛のもとに飛んでいく様子が映っており、