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writer : ac

【海外発!Breaking News】ワラビーを半分飲み込んだ“欲張り”なニシキヘビ、大きすぎて吐き出す(豪)

ヘビは食事中に邪魔されると獲物への締めつけを緩めてしまうそうで、このように説明した。

「もし私がヘビに触ったら、ヘビの食事だけでなく、ワラビーの命も無駄にすることになる。だから私はただ座って見ていることにしたんだ。ただ残念なことに、ヘビは欲張りすぎたようでね。ワラビーはあのヘビには大きすぎたんだ。ヘビはワラビーの体の最も太い部位さえ飲み込んでいなかったからね。」

「そしてそのことに気付いたヘビは、ワラビーを半分飲み込んだところで諦めた。もし、あのヘビがワラビーを飲み込むことができたとしても、消化するには大きすぎるし、逆にヘビが死んでしまう可能性もあったからね。」

ワラビーを襲ったのは体長3.3メートル、体重8~10キロと小さなアメジストニシキヘビで、ワラビーの体の最も太い部位に達する前に飲み込むことを諦めた(画像は『Jeremy’s Reptile Relocations Townsville 2024年1月11日付Facebook「Oh my scrubby!!」』のスクリーンショット)

そうしてヘビはワラビーを吐き出し始めたそうで、ジェレミーさんは全て吐き出すのを待って捕獲した。現場近くには、ニワトリ、カモ、子犬などのペットがいて襲われる可能性が高いため、そこから数キロ離れたサトウキビ畑に、畑主の許可を得たうえで放したそうだ。

ワラビーを吐き出したヘビ。もしこの個体がワラビーを飲み込むことができたとしても、消化するには大きすぎるし、逆にヘビが死んでしまう可能性もあったという(画像は『Jeremy’s Reptile Relocations Townsville 2024年1月11日付Facebook「Oh my scrubby!!」』のスクリーンショット)

「仕事柄、大きなカーペットニシキヘビがポッサムなどを飲み込むのは見たことがあるよ」と明かすジェレミーさんだが、ワラビーはヘビが飲み込もうとした獲物の中ではこれまでで最大だったそうで、「スネークキャッチャーとして毎日ヘビの対応をしているけど、今回はとても興味深く見せてもらったよ」と述べていた。

ジェレミーさんはヘビがワラビーを吐き出すのを待って捕獲。現場から数キロ離れたサトウキビ畑に、畑主の許可を得たうえで放したそうだ(画像は『Jeremy’s Reptile Relocations Townsville 2024年1月11日付Facebook「Oh my scrubby!!」』のスクリーンショット)

ジェレミーさんが当時の写真を投稿したFacebookには、「ヘビは食べきれないくせに欲ばりすぎたな」「これは凄い! ヘビが大きく口を開けるのを見るたびに感心するよ」「現実とは思えないね」といったコメントが寄せられた。テックインサイト編集部では、ジェレミーさんがヘビを捕獲する頻度や、捕獲するヘビの大きさの平均などについて話をうかがうべく取材を申し入れている。

ちなみに過去には、南アフリカでも今回と同様のケースが報告されており、4メートルほどのアフリカニシキヘビが飲み込んだシカをゆっくりと吐き出す様子をカメラが捉えて注目された

画像は『Jeremy’s Reptile Relocations Townsville 2024年1月11日付Facebook「Oh my scrubby!!」』『iBahia 2023年5月22日付「VÍDEO: ‘Anaconda’ gigante regurgita sucuri no interior de Goiás」』『Florida Museum of Natural History 2022年9月7日付「North America’s rarest snake found biting off more than it could chew」(PHOTO COURTESY OF DREW MARTIN)』『Latest Sightings 2022年7月24日付「Dead Snake Chokes Bird」』『The Sun 2021年8月26日付「HOLY COW Monster 15ft snake swallows entire COW before its stomach bursts open」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ブラジルのある川で2023年2月、全長5メートルほどのオオアナコンダが撮影される。オオアナコンダの口の中に別のアナコンダの頭が見えており、いったん食べたヘビを吐き出していた(画像は『iBahia 2023年5月22日付「VÍDEO: ‘Anaconda’ gigante regurgita sucuri no interior de Goiás」』のスクリーンショット)

2022年2月、米フロリダ州で絶滅危機種に指定されている「リム・ロック・クラウン・スネーク(Rim rock crown snake、またはTantilla oolitica)」の死骸が発見される。希少なヘビはムカデを飲み込んでいる最中に死んだようだった(画像は『Florida Museum of Natural History 2022年9月7日付「North America’s rarest snake found biting off more than it could chew」(PHOTO COURTESY OF DREW MARTIN)』のスクリーンショット)

南アフリカのクルーガー国立公園で2022年、若鳥が死んだヘビを丸飲みしようとしたところもがき始めた。ヘビが大きすぎたためで、若鳥は飲み込むことも吐き出すこともできずにいた(画像は『Latest Sightings 2022年7月24日付「Dead Snake Chokes Bird」』のスクリーンショット)

タイで2021年8月、体長約4.6メートルほどのビルマニシキヘビが家畜である牛を丸呑みして死んでいるところを発見された。ヘビの腹部は破れていたという(画像は『The Sun 2021年8月26日付「HOLY COW Monster 15ft snake swallows entire COW before its stomach bursts open」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット)

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