カナダのある家で飼われている猫が脱走し、電柱の上に登って降りられなくなってしまった。電力会社のスタッフが猫を救出しようと電柱を登ったが、あとちょっとのところで猫は数メートルの高さから大ジャンプして、自力で降りた。かなりの高さからジャンプした猫の姿を見て、見守っていた人々が息を呑む様子を捉えた動画が注目を集めている。カナダのニュースメディア『CTV News』などが報じた。
今回世間を賑わせたのは、カナダ東部ニューファンドランド・ラブラドール州ディルドーに住むアリス・リードさん(Alice Reid)の愛猫“ココ(Coco、3)”だ。ココは基本的に家の中で過ごしており、時折、庭に出て外の空気を楽しんでいる。
ところが今月4日、アリスさんは自宅庭の周辺で犬が走り回っていることに気付いた。何か胸騒ぎがしたのか、外にいたアリスさんの夫は「ココはちゃんと家にいるかい?」とアリスさんに尋ねた。アリスさんが家の中を見回すと、ココはどこにもいなかった。焦ったアリスさんが家の周囲を捜してみると、なんと近くの電柱の上で動けなくなっているココを発見したのだ。
「ココは今まで電柱に登ったことがないので、恐らく犬に追いかけ回され、電柱の上に逃げるしかなかったんだと思います」とアリスさんは推測している。
電柱の一番上まで登ってしまったココは、自力では降りられなくなってしまったようで、助けを求めるように鳴き続けていた。アリスさんはハシゴを持ち出し、心配して集まっていた近所の人たちとともにココの救出を試みた。ハシゴは電柱の上まで届かなかったが、板を掛けるなどしてココに下へ降りるように誘導しようとした。ココはアリスさんの期待に応えて降りようとしたが、恐怖に打ち勝つことができず、その場から動けずにいた。
自分たちではどうにもできないと悟ったアリスさんは、