中国で、氷を焼いて提供する屋台が話題を呼んでいる。氷に油を塗ってスパイスなどで味付けし、溶けないうちに提供される。受け取った客が美味しそうに食べる様子を捉えた動画がネット上で拡散されており、「バカバカしいけど面白い」などといった声があがっている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
注目を集めている動画は、中国・湖南省長沙市で撮影されたものだ。店員は一口大に砕かれた氷の山を網の上に置くと、ハケで油を塗っていく。網の下には炭火が置かれており、油を塗っている間にも氷が溶けているのが分かる。
その後、チリやクミンなどのスパイスで味付けし、手際よくトングで和えていく。最後にネギやコリアンダーなどを加えて皿に盛り付けて完成となる、きわめてシンプルな料理だ。料理を受け取った女性が、「熱いうちに食べた方がいいですか? それとも少し冷ました方がいい?」と店員に尋ねると、「熱いうちに食べて」と店員は返している。女性はお箸で氷を口にすると、「すごく辛い!」と感想を述べている。
「烤冰溜子」と呼ばれているこの料理は、15中国人民元(約300円)で販売されており、国内で人気が高まっている。SNSでも多数投稿されており、「氷が大きいので簡単には溶けないが、氷が溶けない程度の弱めの火を使うことがコツである」と説明している動画も見受けられた。
この料理を提供している露天商は、