元メンタルヘルス看護師で、現在は学校でボランティアを行っている。
会場では、10代のサッカー少年リコ君が、幼少期のサッカーコーチだったラッセル・グレイさんと再会していた。皇太子妃が握手を求めて手を伸ばすと、リコ君は満面の笑みを浮かべて握手に応じた。
英マンチェスターに住むラッセルさんは皇太子妃と談笑し、幼児期に子どもたちに自信をつけさせる重要性について「自立心と責任感、自尊心を教えることができれば、サッカーとチームワークはそのすべてを可能にするのです」と語った。
リコ君はラッセルさんに指導されたことについて「信頼感を与えてくれました。一人を信頼することで、もっと多くの人を信頼できるようになるんです」と話した。
ラッセルさんは、キャサリン皇太子妃がサプライズ登場した時を振り返り、「息を呑むような瞬間でした。部屋の空気ががらりと変わりました」と感激を語った。
さらに皇太子妃は、「イースト・アングリア・チルドレンズ・ホスピス」で音楽療法を受けたバーナード兄弟、ジョージ君(12)とヘンリー君(10)とも対話した。兄弟の近くには、音楽療法士のレイ・トラヴァッソさんも座っていた。レイさんは生後18か月で脊髄性筋萎縮症と診断されたヘンリー君の家族に音楽療法とサポートを提供している。
兄弟が音楽への情熱を語ると、皇太子妃は自身の子どもたちも音楽を楽しんでいると明かし、ジョージ王子(10)はギターを、シャーロット王女(8)は歌、ルイ王子(5)はドラムが好きだと話した。
この日皇太子妃は、イタリアのブランド「ミュウミュウ(MIU MIU)」による赤いカーディガンとパンツを合わせたクリスマスらしい装いで現れた。
このカーディガンは、キャサリン妃(当時)が2021年に開催したクリスマス礼拝の番組のトレーラー映像に出演した際に着用したものだ。全体にダイヤモンド柄とジャカード織によるバラの花の模様が施され、フロント部分にはマザーオブパール(真珠母貝)の白いボタンが付いている。取り外し可能な白い襟も付いていたが、今回は外していたようだ。
カーディガンは価格£1,350(約24万円)だったが、“キャサリン妃効果”もあってか当時完売となった。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年11月18日付Instagram「A very special Carol Service, coming soon.」、2023年12月24日付Instagram「Three inspiring people making a real difference to the lives of young people.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)