![「ママ、この子飼ってもいい?」庭から抜け出した犬、子猫を連れて帰る(米)<動画あり>](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2024/07/mypositiveoutlook2407041609-196x210.jpg)
間もなくしてコティ・ウォーレンさん(Coty Warren)という男性から電話があったという。
コティさんはベイリーさんと同じ休憩所に立ち寄った際、男性用トイレが清掃中だったため多目的トイレを使用した。そして手を洗っていた時、カウンターの上に指輪が置いてあるのを発見したそうだ。
「あまりに大きくて豪華な指輪だったので、最初は本物のダイヤではなくファッションジュエリーだと思いました。指輪を忘れた人がいないか捜しましたが誰もおらず、そこで働く従業員もいなかったので、そのまま持ち帰ることにしたのです。自分の指輪を失くしたまま放っておく人はいないと思ったし、それに小さな町に住んでいるのだから持ち主に出会えることもあるだろうと思い、自宅で保管していたのです。」
そのように語ったコティさんは、指輪を発見した翌日に偶然、ベイリーさんの投稿を見つけて連絡した。
その日は一日中、偽の電話を受け取っていたベイリーさんだったが、コティさんから指輪の詳細と見つけた場所を聞いた時には胸を撫で下ろしたという。
その後、無事に指輪を受け取ることができたベイリーさんは、Facebookに記載した報奨金1000ドル(約14万2000円)をコティさんに差し出したが、彼は「もし同じ状況に自分が置かれたら、誰かが自分のために同じことをしてくれることを願い、祈るでしょう。他の人に良い行いをすれば、巡り巡って10倍になって自分に返ってくると思っています」と述べ、受け取りを拒否したそうだ。
ベイリーさんはこの体験を通じて、指輪を捜すのを手伝ってくれた人々、理解してくれた婚約者、そして指輪を返してくれた人の優しさに感謝しているとして、次のように話している。
「協力してくれた全ての人に感謝しています。私は地域社会の支援とFacebookを少し過小評価していたと思います。まさかそれが救いになるなんて、思いもしませんでした。今は指輪が戻ってきて本当に幸せで、起きたこと全てに後悔はありません。この出来事を通じて多くのことを学ぶことができたし、それを人に伝える立場になれた気がするのです。」
なおテックインサイト編集部ではベイリーさんに、「指輪を捜す過程で、特に印象に残っていること」「今回の出来事に関して、婚約者はどのように言っているか」などをうかがうべく取材を申し入れている。
画像は『Bailey Davis 2023年12月5日付Facebook「Found my ring!!」』『USA TODAY 2023年12月19日付「She left her new engagement ring in a rest stop bathroom. Then, a stranger saw her Facebook post.」(Courtesy Of Bailey Davis)』『Hampton Beach Residents & Friends / Francesca Renee 2022年8月6日付Facebook「****update!!!!」』『Edinburgh News 2021年10月19日付「Edinburgh couple reunited with wedding ring lost on Hebridean beach」』『Rachel Louise Avellanet 2021年10月9日付Facebook「This guy right here (Kev) is an absolute hero.」』『New York Post 2022年12月28日付「Couple find lost diamond engagement ring ― in their toilet ― after 21 years」(WFLA)』『BBC 2022年3月5日付「Jersey woman reunited with wedding ring after 60 years」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)