海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】鼻の穴が無く多毛症の2歳女児、王妃から養子の申し出を受け治療をすることに(マレーシア)<動画あり>

ローランドさんはサラワク州の女性・児童・地域福祉開発局のファティマ・アブドゥラ大臣から書状を手渡されたという。

書状は10月10日の日付で、多毛症を抱えているアディクちゃんを自分の養女として迎え、治療費と教育費を援助したいといった王妃の意向が記されていた。さらに書状には、「この申し出によって、アディクちゃんの養育費や治療などのご両親の負担が軽減されることを願っています」とあった。

多毛症を患って生まれてきたアディクちゃん(左)を腕に抱く父親のローランドさん(画像は『Suara Sarawak 2023年9月11日付Facebook「YDPA Agong dan permaisuri berkenan bertemu kanak-kanak istimewa di Bintulu.」』のスクリーンショット)

溶接工として働き、4人の子供を持つローランドさんは、王妃の心遣いに涙するほどだったという。彼はメディアのインタビューに応じ、このように語っている。

「手紙を読んだ後、私は深く感動しました。王妃が私の娘を養子にするなんて思ってもいませんでしたから…。つまり、私たちの娘はプリンセスになるんですよ。だから私たちは彼女をプリンセス・アディクと呼ぼうかと思っています。」

「私たちのスペシャルな子供に対する王妃のご配慮とお気遣いに、感謝せずにはいられませんでした。」

トゥンク・アジザ・アミナ王妃からの書状には、「アディクちゃんを養女にしたい」と記されていた(画像は『Kak Na 2023年11月1日付Facebook「Congrat bek」』のスクリーンショット)

かつて多毛症のせいにより、見知らぬ人からジロジロ見られたり、心無い言葉をかけられたりしていたアディクちゃんだったが、今は羨望の目を向けられる存在になったという。母親のテレサさんはFacebookに、「アディク、あなたはとても幸運な子だわ。全てが順調にいくよう祈ってるわ」と綴っており、娘の幸せな将来を心から願っていた。

トゥンク・アジザ・アミナ王妃から養女の申し入れを受けたことで喜びいっぱいの母親のテレサさん(右)(画像は『Kak Na 2023年11月1日付Facebook「Congrat bek」』のスクリーンショット)

なおテックインサイト編集部では、テレサさんにコンタクトを取り、アディクちゃんは今後王宮で暮らすのか、それとも王妃から養女として支援を受けて家族と共に暮らすのか、そして王妃からの支援によってアディクちゃんの治療や教育が可能になった今、娘の将来にどのような期待を持っているかなどについてうかがうべく取材を申し入れている。

画像は『Suara Sarawak 2023年9月11日付Facebook「YDPA Agong dan permaisuri berkenan bertemu kanak-kanak istimewa di Bintulu.」』『Kak Na 2023年11月1日付Facebook「Congrat bek」』『New York Post 2023年9月14日付「Little girl born with ‘werewolf syndrome’ dubbed ‘child from heaven’ by royals」(Newsflash)』『The Daily Star 2022年11月19日付「Teen lives with rare ‘werewolf syndrome’ that leaves other kids scared he’ll bite them」(Image: mdwfeatures/Lalit Patidar)』『Larry Gabriel Gomez 2015年8月30日付Facebook』『The Sun 2018年1月4日付「HAIR SHE IS World’s hairiest teen girl dubbed ‘werewolf’ by pals is now happily married after dramatically shaving her face and body」(BRONEK KAMINSKI)』『diamond. 2022年6月11日付TikTok「we live in a world where individuality is feared.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

今年9月、世界中のメディアに伝えられたアディクちゃん(画像は『New York Post 2023年9月14日付「Little girl born with ‘werewolf syndrome’ dubbed ‘child from heaven’ by royals」(Newsflash)』のスクリーンショット)

2022年11月、インドに住む多毛症の17歳少年は「どんな外見の人に対しても、リスペクトを持って接するべき」と訴えていた(画像は『The Daily Star 2022年11月19日付「Teen lives with rare ‘werewolf syndrome’ that leaves other kids scared he’ll bite them」(Image: mdwfeatures/Lalit Patidar)』のスクリーンショット)

2021年2月、米カリフォルニア州在住で全身の95%以上に毛が生えた男性は「今は“変人”って呼ばれたって平気。だって僕はとても幸せだから」と語っていた(画像は『Larry Gabriel Gomez 2015年8月30日付Facebook』のスクリーンショット)

2018年1月、タイ在住で「狼男症候群」の17歳少女は結婚して幸せを掴んでいた。写真は10歳の頃の少女(画像は『The Sun 2018年1月4日付「HAIR SHE IS World’s hairiest teen girl dubbed ‘werewolf’ by pals is now happily married after dramatically shaving her face and body」(BRONEK KAMINSKI)』のスクリーンショット)

米バージニア州に住み、顔の右半分に黒い毛に覆われた大きな母斑を持つ女性。今年2月に「大切なのは自分を愛すること。まずは自分に自信を持つことから始めるの!」と力強いメッセージを伝えていた(画像は『diamond. 2022年6月11日付TikTok「we live in a world where individuality is feared.」』のスクリーンショット)

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