海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】駐車場に捨てられていた6本脚の子犬、保護されて手術を受けることに(英)<動画あり>

太ももの骨は1本で、膝の関節部分で2本の脚に分かれているという。また「余分な後ろ脚は機能しておらず、動かしたりすることはできません」と説明した。

レントゲン撮影を行うと、内臓に異常はないことが分かった。しかし余分な後ろ脚のせいで骨盤の形成が不完全であることも判明した(画像は『Greenacres Rescue 2023年9月29日付Facebook「ARIEL UPDATE」』のスクリーンショット)

マイキーさんは「アリエルが私たちのところへ来た初日は、非常に怖がっていて、すべてを拒絶していました」と当時を振り返っており、アリエルは何か怖い思いをしてきてトラウマを抱えているのではないかと推測した。

アリエルがトラウマを乗り越え、落着きを取り戻してから再度診察を行い、余分な後ろ脚を切除する手術のための計画を立てるという。しかしアリエルの本来の右後ろ脚は、正常に筋肉を動かすことができていないため、右後ろ脚を一緒に切除する可能性もあるそうだ。

アリエルの余分な2本の後ろ脚は、尻尾の右側から生えていた。太ももの骨は共有し、膝の関節部分から2本の脚に分かれていた(画像は『Greenacres Rescue 2023年9月28日付Facebook「APPEAL FOR INFORMATION」』のスクリーンショット)

次の診察は約1か月後を想定しており、その間にアリエルは一時預かりボランティアのもとで過ごすことになる。グリーンエイカーズ・レスキューがFacebookで明かしたところによると、現在のアリエルは一時預かりボランティアの家で暮らしており、先住犬とともに穏やかな生活を送っているという。

テックインサイト編集部がグリーンエイカーズ・レスキューに詳しくうかがうと、アリエルは普通の子犬のように元気いっぱいで活発な様子を見せていると話してくれた。同団体ではこれまでに、アリエルのような特殊なケアが必要な動物を保護した経験はなかったそうだ。

グリーンエイカーズ・レスキューは、初めてのことで手探りながらもアリエルに最善の治療を施すために手術代をカバーするための募金活動を行っており、すでに2400ドル(約35万円)以上が集まっているという。また200人以上から「アリエルの飼い主になりたい」と希望する声が届いたが、同団体ではアリエルの治療を優先するため、新しい飼い主の募集は行っていない。

グリーンエイカーズ・レスキューに、アリエルが無事に手術を乗り越えることができた場合について尋ねると、「普通の犬と同じように過ごせることを願っています」との返答だった。

なおアリエルのように、余分な脚を持って生まれたケースは過去にも確認されている。2021年2月には、6本脚と2本の尻尾を持って生まれた子犬が誕生しており、母犬に育児放棄されてしまったものの、飼い主の懸命な世話で元気に育っていると報じられていた。

画像は『Greenacres Rescue 2023年9月28日付Facebook「APPEAL FOR INFORMATION」、2023年9月29日付Facebook「ARIEL UPDATE」』『The Mirror 2019年8月23日付「Stranger’s incredible act of kindness for adorable puppy born with six legs」(Image: SWNS)、2022年4月14日付「Extremely rare puppy born with six legs, four testicles & extra penis survives odds」(Image: Robert Scheer/IndyStar / USA TODAY NETWORK)』『NorCal_BullyBreed_Rescue 2021年8月24日付TikTok「It’s true」』『Mac the pitbull 2019年11月12日付Facebook「It’s me Narwhal!! I don’t understand what viral is but my foster mama said my story being viral helps ALL our special needs dogs here at the Mission.」』『Li O’Neill 2022年6月29日付TikTok「#bellebows #mirrordog」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

英ケント州で2019年、6本脚のラブラドール・レトリバーのミックス犬が愛犬を亡くしたばかりの女性から車椅子をプレゼントされていた(画像は『The Mirror 2019年8月23日付「Stranger’s incredible act of kindness for adorable puppy born with six legs」(Image: SWNS)』のスクリーンショット)

2021年、米インディアナ州の動物病院にやってきたジャーマンシェパード。脚6本、睾丸4つ、陰茎2つという稀な奇形を持っていた(画像は『The Mirror 2022年4月14日付「Extremely rare puppy born with six legs, four testicles & extra penis survives odds」(Image: Robert Scheer/IndyStar / USA TODAY NETWORK)』のスクリーンショット)

2021年7月、米カリフォルニア州のレスキュー団体が保護したアメリカン・ブリー。5本脚で飼い主に引き取り拒否されていた(画像は『NorCal_BullyBreed_Rescue 2021年8月24日付TikTok「It’s true」』のスクリーンショット)

2019年、米ミズーリ州の団体が保護したダックスフントとワイアー・フォックス・テリアのミックスと見られる子犬。頭に小さな尻尾を持っていた(画像は『Mac the pitbull 2019年11月12日付Facebook「It’s me Narwhal!! I don’t understand what viral is but my foster mama said my story being viral helps ALL our special needs dogs here at the Mission.」』のスクリーンショット)

2017年、米カンザス州のある一家に引き取られたドーベルマンとオーストラリアン・キャトル・ドッグのミックス犬。生まれつきの障がいにより、いつも驚いたような表情をしていた(画像は『Li O’Neill 2022年6月29日付TikTok「#bellebows #mirrordog」』のスクリーンショット)

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