道の曲がり角まで来ると一旦休んで交替し、2人は再び病院を目指すのだった。
なおこの動画には、女性の孫が反応し「これは私の祖母と父と叔父なの。父と叔父はいつも、ああやって祖母を病院まで連れていくのよ!」とメッセージを残し、他の視聴者からは次のようなコメントが寄せられた。
「あの地域は坂と階段が多くてね。自転車に乗っている人は珍しいんだ。それにしても竹籠とは…。涙が出てきたよ。」
「折り畳み式の車椅子を購入してあげたいよ。軽量だし、階段があっても持ち運びはできるからね。」
「母にとって子供というのは宝物だね。」
「母への強い思いを感じるね。」
「50代後半であの竹籠を背負うのは決して容易いことではないはず。グッとくるものを感じたよ。」
「母が素晴らしい子育てをした結果だよ。」
「こんなニュースばかりだといいね。」
「こうやって親孝行ができるってことは素晴らしいこと。これがずっと受け継がれていくといいね。」
一方で3人兄弟の末っ子だというリーさんは、中国メディアのインタビューで「兄(長男)は若くして亡くなった」と明かし、このように述べていた。
「私が幼かった頃はいつも、母が私たちを竹籠に入れ、病院に連れていってくれたんだ。ただそんな母も、昨年からは病気がちでね。私は母の世話ができるように仕事を辞め、故郷で小さなレストランをオープンさせた。それでも父は今のところ健康で、週末以外は僕の世話をしてくれるんだ。」
ちなみに兄弟が不在の時は、義理の娘チャン・シンロンさん(張清容、Zhang Qingrong)が竹籠を担ぎ、義母を病院に連れていくそうで、チャンさんはこのように語っていた。
「私たち一人一人が高齢者をリスペクトすべき。両親は私たちを育ててくれたわけだから、今度は私たちが彼らのケアをするべきだと思っています。」
親思いのチェンさん兄弟は50代だが、中国では今春、障がいを持つ母親を健気に世話する2歳男児が話題となった。両親は2人とも運動機能に障がいがあるものの、男児はたくましく2人を支えているという。
画像は『腾讯网 2023年10月24日付「这一幕令人动容!怕老母亲晕车,两兄弟轮流用背篼背母亲去医院」』『AmoMama 2023年3月27日付「2-Year-Old Boy Takes Care of His Disabled Mother: ‘Sometimes I Feel Sorry for Him’」(Source: Youtube.com/South China Morning Post)』『MINNEWS 2022年1月15日付「A 36-year-old paralyzed man takes care of his 62-year-old paralyzed father. He cooks three meals a day and raises a stray cat.」』『South China Morning Post 2021年12月23日付Facebook「A mother’s love knows no bounds…」』『Metro 2018年10月2日付「Girl, 6, takes care of paralysed dad alone after her mother abandoned them」(Picture: Kuaishou)』『news.com.au 2018年11月7日付「Son wakes from coma after his elderly mum nursed him day and night for more than a decade」(Picture: Beijing News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)