海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】飼育放棄の犬、重い被毛をトリミング後に露わになった顔が“天使”だった(米)

当時のことをこのように語った。

「サリバンを引き取る前、OCASのスタッフがトリミングを申し出てくれてね。トリミング後のサリバンを見た時は『オーマイガー。なんて変わりようなの!』と驚いたものよ。あれだけの汚れと異臭がなくなったサリバンがどれだけスッキリした気持ちでいたのか…。私には想像もできないほどだった。」

「そうしてサリバンに対面すると、すぐに私にキスしてきたわ。家に向かう車の中でもとてもいい子にしていたし、私は『この子はみんなから愛される』って直感したの。」

ダニエルさんに対面すると、すぐにキスしてきたというサリバン。トリミングを終え、家に向かう車の中でもとてもいい子にしていたという(画像は『Central Florida Fosters 2023年10月12日付Facebook「Everyone, say hi to our newest rescue member, Sullivan」』のスクリーンショット)

なおダニエルさんは帰宅途中、オーランド警察署にも立ち寄ったそうで、サリバンを最初に保護した女性警察官は「同じ犬とは思えない」と涙を流し、喜んでいたという。そしてそれを見たダニエルさんも心打たれ、思わず泣いてしまったそうだ。

帰宅途中に立ち寄ったオーランド警察署の女性警察官。「保護した時と同じ犬とは思えない」と涙を流し、喜んでいたという(画像は『The Dodo 2023年10月12日付「Tangled Mass Of Matted Fur Turns Out To Be Hiding The Most Adorable Face」(DANNIELLE SOUTHON)』のスクリーンショット)

そんなサリバンのトリミングのビフォーアフターの写真は、ダニエルさんの施設のSNSに投稿されており、重い被毛がなくなったサリバンはまるで“天使”のように見えるのだった。

キレイにトリミングされ、重い被毛がなくなったサリバンはまるで天使! 推定1歳半で遊ぶのが大好きなんだとか(画像は『The Dodo 2023年10月12日付「Tangled Mass Of Matted Fur Turns Out To Be Hiding The Most Adorable Face」(DANNIELLE SOUTHON)』のスクリーンショット)

ダニエルさんによると、サリバンは推定1歳半で、体重は6.3キロ(14ポンド)あり、遊ぶのが大好きで、性格はのんびりしているという。テックインサイト編集部がダニエルさんに、現在のサリバンの様子について取材したところ、「サリバンは絶好調ですよ! 毎日少しずつ自分の殻から抜け出し、個性が花開いているんです」と述べ、外見が変わっただけでなく、精神的にも安定していることを明かしてくれた。

最近のサリバンの写真。のんびりした性格だそうだが、絶好調だという(画像はダニエル・サザンさん提供)

「地域に根差した保護活動を続けていきたい」と語るダニエルさんは、多い時で月に40匹もの犬や猫を保護し、現在は4匹の動物たちの世話をしているそうだ。そしてサリバンは、すでに予防注射を済ませ、新しい家族を探しているところだという。

毎日少しずつ自分の殻から抜け出し、個性が花開いているというサリバン。予防接種も済ませ、新しい家族を探しているところだという(画像はダニエル・サザンさん提供)

ちなみにサリバンのようなケースは過去にも報告されており、2021年には米ミズーリ州で3キロの毛の塊の犬が、2019年には米ネブラスカ州で18センチの爪を持ち、4キロの毛の塊をまとった犬が保護されていた

画像は『The Dodo 2023年10月12日付「Tangled Mass Of Matted Fur Turns Out To Be Hiding The Most Adorable Face」(DANNIELLE SOUTHON)』『Central Florida Fosters 2023年10月12日付Facebook「Everyone, say hi to our newest rescue member, Sullivan」』『The Daily Star 2023年8月14日付「Barely-breathing Shih Tzu left for dead by canal finds new home and girlfriend」(Image: RSPCA)』『徐文良(徐園長護生園) 2021年9月1日付Facebook「【徐園長護生園 九月份飼料罐頭,需要您的幫忙!】」』『KC Pet Project 2021年6月16日付TikTok「This is an amazing transformation」』『Nebraska Humane Society 2019年9月13日付「Check out how our NHS staff gave a second chance to a neglected dog.」』『Cape of Good Hope SPCA 2021年6月14日付Facebook「THE DAY OUR HOSPITAL FELL SILENT」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

英グレーター・マンチェスターで今年3月に保護されたシーズー犬。発見者は「ボロ布の山かと思った」と明かしていた(画像は『The Daily Star 2023年8月14日付「Barely-breathing Shih Tzu left for dead by canal finds new home and girlfriend」(Image: RSPCA)』のスクリーンショット)

台湾台南市のアニマルシェルターで2021年に保護された2匹の犬。顔がわからないほど被毛が伸び、悪臭を放っていたという(画像は『徐文良(徐園長護生園) 2021年9月1日付Facebook「【徐園長護生園 九月份飼料罐頭,需要您的幫忙!】」』のスクリーンショット)

2021年6月、米ミズーリ州のアニマルシェルターにやってきたシーズーのオス犬。犬かどうかの判別も不可能なほど被毛が伸びて固まっていた(画像は『KC Pet Project 2021年6月16日付TikTok「This is an amazing transformation」』のスクリーンショット)

2019年、米ネブラスカ州のアニマルシェルターにやってきたメスのシーズー犬。約5キロの体重に対し、トリミングされた毛の重さが約4キロもあったそうだ(画像は『Nebraska Humane Society 2019年9月13日付「Check out how our NHS staff gave a second chance to a neglected dog.」』のスクリーンショット)

2021年6月、南アフリカの動物保護団体が保護したプードル。生まれてから一度も毛の手入れをされたことがないように見えたという(画像は『Cape of Good Hope SPCA 2021年6月14日付Facebook「THE DAY OUR HOSPITAL FELL SILENT」』のスクリーンショット)

1 2