海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】飼い犬に「アイツをやれ!」と指示 猫を守ろうとする女性を襲うようにけしかけた男(英)

検察官のジョナサン・ギッティンズ氏(Jonathan Gittins)は被害に遭った女性について「彼女は『怯えて恐怖を感じたままだ』と話しています。また襲われるかも知れないため、安心して犬の散歩や馬を先導することができないのです」と述べた。

そして女性が犬に襲われてから9か月ほど経った昨年4月頃、もう一つの事件が発生した。ジャックは「気分が落ち込んでいた」という理由で元交際相手の女性に連絡を取り、久々の再会で2人はドライブに出かけることになった。

ところがジャックは運転中の女性を怒鳴り続けて「車を取り上げる」と脅し、手の甲で彼女の顔を殴って唇に打撲傷を負わせたうえ、車のキーを抜き取ろうとした。さらにジャックは助手席から手を伸ばしてハンドルを掴んだため、車はコントロールを失いタンクローリーと接触した。

女性が車を停止させてタンクローリーの運転手と話し合いをしている間、ジャックはその場から逃げ去ったという。女性は警察に通報し、ジャックは暴行と脅迫の容疑でクリーブランド警察によって指名手配されることとなった。

後日、ジャックから連絡を受けた元交際相手の女性は「警察に供述した内容を撤回しなければ恐ろしい目に遭うぞ」と彼から脅迫されたそうだ。法廷でジャックは当時について「ドライブ中に彼女に殴られ、目の周りが黒くなった」と主張していたが、女性はこれを真っ向から否定した。

指名手配後にジャックは逮捕され、昨年12月から刑務所に拘留されていたが、このたびの裁判で興奮状態の犬に命令して女性に傷害を負わせたこと、実際の身体的傷害を伴う暴行、器物破損及び証人に対する脅迫を認め、懲役20か月、執行猶予2年の判決が下され、すでに釈放されている。ジャックは釈放後、150時間の無報酬労働に加え、被害者の2人の女性への接近や接触を禁じられている。また、ジャックが飼っていた犬は彼の両親が管理し、家の外に出る際は口輪をつけるように指示された。

画像は『Daily Record 2023年8月2日付「Woman left covered in blood after thug ordered dog to ‘get her’」(Image: Cleveland Police)』『The Mirror 2023年8月2日付「Teen shouted ‘get her’ as his dog viciously attacked woman defending her pet cats」(Image: Newcastle Chronicle)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

飼い犬に農場主の女性を襲うようにけしかけたジャック。その数か月後、元交際相手の女性に暴行を働いていた(画像は『The Mirror 2023年8月2日付「Teen shouted 'get her' as his dog viciously attacked woman defending her pet cats」(Image: Cleveland Police)』のスクリーンショット)

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