海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】爪やくちばしまで全身が真っ白なカラス 3万分の1の珍しい発見(米)

このカラスが真のアルビノだとし、希少な動物に出会う恩恵を受けることができて非常に光栄だと語っている。

このアルビノのカラスは若鳥で、飛べずに地面に倒れているところを発見され、ケガをしている可能性があるとして保護されたという。レントゲン検査では骨折しているような箇所は見つからなかったが、さらに詳しい検査を行うと、羽の軟部組織が損傷していることが分かった。

また獣医による診察で、カラスの視力が非常に弱いことも判明した。通常なら保護した動物は野生にかえすのが最終目的であるが、複数の要因を考慮し、自然に戻すことは最適ではないとスタッフらは判断した。その代わりにこのカラスを同団体で飼育し、アンバサダーとしての役割を担ってもらうことにした。

同団体の代表であるクリスティン・カミングスさん(Christine Cummings)は「アルビノのカラスは、新しい安全な環境にとても満足しています。視覚障害があるので野生にかえすことは難しいため、私たちがケアを続けていくことになるでしょう」と説明している。

地面に倒れているところを保護されたこのカラスは、羽をケガしていることが判明した。また視覚障害もあったことから、野生にかえすのではなく、保護団体のもとで飼育されることになった(画像は『A Place Called Hope 2023年7月11日付Facebook「Every day is like an adventure when you work in the world of Wildlife Rehabilitation.」』のスクリーンショット)

現在、このカラスを人間の保護下に置きアンバサダーとして飼育する許可を得るため、米国魚類野生生物局(U.S. Fish and Wildlife Service)に法的書類を提出しているところだという。

珍しいアルビノのカラスの姿がネット上で公開されると、「これは凄い。何か良いことが起きるサインかもね」「なんて美しい」「これは絶対に特別なカラスだよ」「まるで魔法のようだ」など驚きの声があがっている。

クリスティンさんは「このカラスは特別な鳥で、我々の目標である『希望と呼ばれる場所』の癒しの象徴として、私たちのもとに来てくれたのだと感じています」とコメントを残した。

なお今年6月には中国で、野生では世界に1頭と言われているアルビノのパンダが撮影され、その珍しい姿が大きな話題を呼んでいた。

画像は『Fox News 2023年7月24日付「Rare albino crow found in Connecticut unable to fly: ‘A special bird’」(A Place Called Hope)』『A Place Called Hope 2023年7月11日付Facebook「Every day is like an adventure when you work in the world of Wildlife Rehabilitation.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

珍しいアルビノのカラスには、「何か良いことが起きるサインかも」「なんて美しい」「まるで魔法のようだ」など驚きの声があがっている(画像は『A Place Called Hope 2023年7月11日付Facebook「Every day is like an adventure when you work in the world of Wildlife Rehabilitation.」』のスクリーンショット)

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