出産を控え、ベッドに横たわる女性が今年4月、分娩室の床の上でうごめく2本の脚を捉えた。いったい何があったのか。立ち会い出産の夫の悲劇(喜劇)を、アメリカの朝の情報番組『TODAY』などが伝えた。
コーリアン・ジョンソンさん(Corianne Johnson、26)は今年4月、夫コーディさん(Cody、32)の立ち会いのもと、待望の娘ネイヴィーちゃん(Navy)を出産した。
コーリアンさんが選択したのは局所麻酔で痛みを抑える無痛分娩で、医師はまず、背中から針を刺して麻酔薬を注入する硬膜外麻酔の準備を始めた。
ところがここで、ベッドのすぐ隣に立っていたコーディさんに異変が起きる。コーディさんは医師が長くて太めの針を取り出したのを見て気分が悪くなり、そのまま床に倒れ込んでしまったのだ。
コーリアンさんは当時のことを、ユーモアたっぷりにこう語った。
「実は、コーディは針が大の苦手でね。彼は針がまだ私の背中に刺さってもいないのに倒れてしまったの。針を見ただけで崩れ落ちたのよ!」
「ただ私は、彼が気絶してしまうだろうことは分かっていたの。だからお金を賭けなかったことを後悔しているわ!」
そんなコーディさんに対し、スタッフは非常に冷静に対応していたそうで、コーリアンさんは次のように明かした。
「ベッドに寝たまま下を見ると、倒れたコーディが床を這い、ソファーまで移動しようとしていたわ。でも、そんな彼を見た医師や看護師たちは『またか…』という感じで表情一つ変えなかった。それどころか麻酔科医は『携帯電話が必要かな? 彼のことを撮影する?』と聞いてきたの。」
こうしてコーリアンさんは、分娩室の床をうごめく2本の脚とその後の夫の様子を撮影して編集し、