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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】「アレクサ、助けを呼んで!」6歳の娘がスマートスピーカーで母親の命を救う(スコットランド)<動画あり>

即座に「アレクサ、助けを呼んで!」と呼びかけ、過去に2度もエマさんの命を救ったのだ。エマさんはダーシーちゃんについてこのように語っている。

「ダーシーは私のために何度かアレクサに呼びかけなければなりませんでした。場合によっては彼女が直接救急車を呼んでくれることもありました。そのとき私は本当にひどい状態だったので…。私は本当にダーシーを誇りに思っています。彼女は私の小さなスーパースターです。」

エマさんは心臓移植希望者として長い間ドナーを待っていたが、ある日の定期検査で心臓の状態が著しく悪化していることが判明し、緊急に心臓移植手術が必要となった。エマさんの名前は通常の待機リストからすぐに緊急移植リストへ移され、ドナーの心臓が入手できるまでの間、病院に入院することとなった。

ドナーを待つ間にもエマさんの心臓はどんどん弱っていき、ついには心臓が止まってしまわないように「大動脈内バルーンポンプ」を装着しなければならなかった。幸いにもその後すぐにドナーが見つかり、2022年4月にクライドバンクにあるゴールデン・ジュビリー大学国立病院にてエマさんの心臓移植手術が無事に行われた。

エマさんは手術後に病院で、スコットランドの歌手トム・ウォーカー氏(Tom Walker)の曲「The Best Is Yet To Come」を使って、当時の自分の心境を伝える動画をTikTokに投稿したところ、エマさんの動画に感銘を受けたウォーカー氏本人からビデオ出演のオファーを受けた。

娘のダーシーちゃんに過去2回も救われた肥大型心筋症を抱えていたエマさんは、昨年に心臓の移植手術を受け、スコットランドの歌手トム・ウォーカーの曲「The Best Is Yet To Come」を使って、当時の心境をTikTok動画にしたところ、エマさんの動画に感銘を受けたトム本人からビデオへ出演のオファーを受ける。(左:トムさん、右:エマさん)(画像は『Sky News 2023年7月3日付「Glasgow schoolgirl saves mum by calling for help on Alexa device」』のスクリーンショット)

エマさんは「(困難な状況に負けないように)人々を勇気づけるためにも、ロンドンに来てミュージックビデオに出演して欲しい」と頼まれたそうで、当時を嬉しそうに振り返った。しかしウォーカー氏の「最高潮はこれから来る」という意味の歌詞のとおり、彼女の幸運はこれだけに留まらなかった。健康状態が改善して生活の質も上がったことで、彼女は昨年7月にパートナーのコナーさん(Conner)と結婚に至ることが出来たのだ。

またエマさんはダーシーちゃんにとって普通の母親がしているような事が出来るようになったことで幸せを感じているようで、このように明かしている。

「心臓の移植手術を受けて以来、私は全く新しい人生を歩んでいます。ダーシーの学校まで歩いて迎えに行って、一緒に歩いて帰ってくる事ができるんです。イースター祭の休みの間もダーシーをスイミングプールに連れて行ったり、プレイパークやファームパークに一緒に行ったりと、以前はできなかった簡単なことができるようになったのです。私は今、ちゃんとダーシーのママでいられるんです。」

今回のダーシーちゃんのように、子供の親への愛情は危機が迫った時に大きな力を発揮することがある。2021年5月にはイギリスで、言語障がいのある4歳男児が発作を起こした母を救うために咄嗟の判断で「999」に緊急通報した。言葉に遅れのある男児は必死に『ママ、倒れた』『ママ、助けて』など、たどたどしい言葉でオペレーターに助けを求めていたという。また男児は、パトカーのおもちゃに『999』と書かれていたのを覚えていたことで緊急通報することを思いついたそうだ。

画像は『Sky News 2023年7月3日付「Glasgow schoolgirl saves mum by calling for help on Alexa device」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

ダーシーちゃんは、Amazonのデバイスである「スマートスピーカー」に「アレクサ、助けを呼んで!」と呼びかけ、近所に住むエマさんの母親に緊急連絡を入れ、エマさんの命を救った(画像は『Sky News 2023年7月3日付「Glasgow schoolgirl saves mum by calling for help on Alexa device」』のスクリーンショット)

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