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writer : kanna

【海外発!Breaking News】アメリカン航空機、ドアが落下して欠航に 原因は空港のボーディングブリッジ崩壊(アイルランド)

自社他社含めて当日中にアメリカに行くフライトに予約の変更ができた乗客はそれほど多くはなかっただろう。アメリカン航空の声明によれば、代替機がダブリンに送られ、乗客は翌10日の午後5時に振替便AA9600でダブリンを発ってフィラデルフィアに向かったという。

運輸系オピニオンサイト『Jalopnik』は、ボーディングブリッジの落下事故は非常に稀であると報じた。しかしながら、今年4月にジョージア州アトランタ国際空港でボーディングブリッジが故障して15フィート(約4.5メートル)落下し、空港職員数名が負傷している。また2018年にはメリーランド州ボルチモア・ワシントン国際空港でボーディングブリッジが故障し、6人が負傷した。この時は救急隊員が、到着したばかりのフライトで怪我した乗客を救護している最中だった。

飛行機のドアが地面に落下している衝撃的な画像をSNSやニュースで見た人々は、こんなコメントを寄せている。

「これは相当高額な“やっちまった案件”になったな。」
「客室乗務員の友人が、ボーディングブリッジの油圧の故障だと言っていたよ。面白いことに、もう一人の客室乗務員の友人が、ダブリン行きのその飛行機に乗務していたんだって。」
「ドアの交換だけで済むことなのかな。それとも、機体全体に亀裂や損傷がないかチェックする必要がある大掛かりな修理になるのかな。だれか知ってる?」
「期待されるレベルで飛べるようになるまで、修理、点検、修正などが行われる可能性が高いだろう。あの飛行機がどれほどのコストをかけているか考えると、よほどのことがない限りスクラップにはできないよ。」

ほかにも「ダクトテープが直してくれるよ」とSNSで度々騒がれる、飛行機修理時の応急処置として使われるスピードテープを揶揄したコメントも見受けられた。

なお同日、カナダのモントリオール国際空港では、駐機中のエア・カナダ機が地上作業車の火災で左後方のドア付近が損傷する事故が発生していた

画像は『Irish Mirror 2023年7月9日付「Door ripped off plane at Dublin Airport after airbridge collapse at Terminal 2」』『The Irish Sun 2023年7月9日付「FLIGHT CHAOS Shock photos show plane door RIPPED from aircraft at Dublin Airport after passenger boarding bridge collapses」(Credit: Social Media Collect)』『Shauns_Aviation 2023年7月9日付Twitter「Another photo from the ramp! Photo via Lorcan Meehan on Facebook」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

蝶番の部分からゴッソリ外れて落下したボーイング787-8型機のドア。この大きなドアが取れてしまうくらい、ボーディングブリッジが崩れ落ちた時の衝撃は凄まじいものだったに違いない(画像は『Shauns_Aviation 2023年7月9日付Twitter「Another photo from the ramp! Photo via Lorcan Meehan on Facebook」』のスクリーンショット)

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