イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】カミラ王妃、故エリザベス女王のブローチをつけて「ロイヤルアスコット」に出席

故エリザベス女王と彼女の母クイーンマザーが愛用した、ダイヤモンドのブローチが輝いていた。

全身クリーム色の装いで登場したカミラ王妃。左胸にはエリザベス女王が所有したダイヤモンドのブローチが輝いていた(画像は『Official Ascot & Royal Ascot 2023年6月21日付Instagram「The Royal Procession at #RoyalAscot 2023: Day One」』のスクリーンショット)

このブローチは1919年に制作されたもので、デザインの一部を担当したコートルード・トムソン卿の姉であり、作家のウィニフレッド・ホープ・トムソンさんが所有していた。ウィニフレッドさんの死後、彼女の遺言によりブローチはクイーンマザーに贈られた。クイーンマザーはブローチを大変気に入って、生涯で何度も着用していた。そして彼女の崩御後、ブローチは娘であるエリザベス女王に引き継がれた。

ブローチは「コートールド・トムソン・スカラップ・シェル・ブローチ(Courtauld Thomson Scallop-Shell Brooch)」という名で知られている。ホタテ貝(スカラップ)のようなフォルム全体にダイヤモンドがあしらわれ、センターには大きなパールが配されている。その下からはダイヤモンドを配した5本のラインがしなやかに流れている。

生前のエリザベス女王は馬を愛したことで知られており、乗馬を楽しんだり、自身の競走馬も所有するほどだった。ロイヤルアスコットは女王のお気に入りのイベントで、コロナ禍だった2020年と体調が優れなかった2022年を除き、在位中は毎年観戦に訪れていた。

そんな女王に敬意を表し、ロイヤルアスコット最終日(6月24日)の目玉レース「プラチナジュビリー・ステークス」は、「クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス(The Queen Elizabeth II Jubilee Stakes)」に改名された。

チャールズ国王のアスコットでの代理人を務めるフランシス・ブルックス卿は、改名の理由について「亡き女王とアスコット競馬場との親密な関係が世界中に知られていましたが、ロイヤル・ミーティングのレースでエリザベス女王の名を冠したレースは存在しませんでした」と述べ、こう続けた。

「国王陛下は、プラチナジュビリー・ステークスの名称を『クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス』に変更することを承認されました。これにより女王陛下を永久に称えるとともに、2002年にゴールデンジュビリー・ステークスとして創設されて以来、3つのジュビリーとの関連性を維持することができるのです。」

女王は2012年にダイヤモンド・ジュビリー(即位60周年)、2017年にサファイア・ジュビリー(即位65周年)、2022年にプラチナ・ジュビリー(即位70周年)を祝福している。

グランドスタンド(芝生席)で行われている写真展では、亡き女王とロイヤルアスコットとの密接な関係を称え、女王が所有した24頭の優勝馬の写真も展示されているという。

なおチャールズ国王とカミラ王妃は、20日に続き、21日と22日と3日連続でロイヤルアスコットに出席している。

画像は『The Royal Family 2023年6月21日付Instagram「We wish the very best of good fortune to all the owners」』『Official Ascot & Royal Ascot 2023年6月21日付Instagram「The Royal Procession at #RoyalAscot 2023: Day One」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

アスコット競馬場に登場したチャールズ国王夫妻を乗せた馬車。会場にはドレスアップした来場者が集まった(画像は『The Royal Family 2023年6月21日付Instagram「We wish the very best of good fortune to all the owners」』のスクリーンショット)

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