左胸には若き日のエリザベス女王の肖像画を黄色いリボンで装飾した、“ロイヤル・ファミリー・オーダー”と呼ばれるブローチをつけていた。
そして皇太子妃がジュエリーに選んだのは、故ダイアナ妃が所有した“ラヴァーズ・ノット・ティアラ”と“グレヴィル・シャンデリア・イヤリング”だ。
生前のダイアナ妃が愛用したダイヤモンドとパールのティアラは、1913年にメアリー王妃のためにデザインされたものだ。王妃の死後、エリザベス女王に引き継がれ、1981年のロイヤルウェディングの際にダイアナ妃に贈られた。妃がチャールズ皇太子(当時)と離婚後、ティアラは女王のコレクションに戻された。
キャサリン皇太子妃はこのティアラを2015年12月の外交レセプションで初めてつけて以来、晩餐会などの正式なイベントで何度か着用している。
なお今回、ロイヤルウェディングが執り行われたヨルダンは、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃にとって特別な思い出がある場所だ。
キャサリン皇太子妃は幼少期、父マイケル・ミドルトンさんが英国航空の運航管理者としてヨルダンに駐在しており、2年半ほど現地で家族とともに生活したことがある。
ウィリアム皇太子は、ルイ王子が誕生直後の2018年夏に公務でヨルダンを訪問した。その際にはキャサリン皇太子妃が幼少期にマイケルさんと妹ピッパさんとの3人で写真を撮ったことがある、ジェラシュ遺跡を訪れていた。
2021年には夫妻がジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子と家族5人でヨルダンに旅行しており、砂漠で撮影した家族写真は同年のクリスマスカードに使用された。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年12月22日付Instagram「So thrilled to be back at Westminster Abbey」、2023年6月2日付Instagram「Celebrating the wedding of Crown Prince Al Hussein bin Abdullah and Princess Rajwa Al Hussein in Jordan yesterday」』『Queen Rania Al Abdullah 2023年6月2日付Instagram「May God bless you both and fill your home with love and happiness.」「From last night’s dinner banquet in celebration of Hussein and Rajwa」』『Vogue 2023年6月2日付Instagram「Kate Middleton has been pictured in full princess mode once again.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)