今回が初めてではない。すでに4×4×4、5×5×5、6×6×6、7×7×7のルービックキューブの世界最速記録も保持しており、マックスさんはルービックキューブの公式アンバサダーを務めている。
そんなマックスさんがルービックキューブを始めたのは、自閉症とうまく付き合うためだった。2歳の時に自閉症と診断されたマックスさんだったが、両親は息子のためにルービックキューブを与えてみることにした。そしてパズルがマックスさんの助けになることに気付いたという。両親はルービックキューブの大会を一種のセラピーとして活用し、マックスさんに指さしや列に並ぶこと、順番を待つことなどの社会的なスキルを教えてきたそうだ。
マックスさんは、2020年のNetflixドキュメンタリー番組『スピードキューバーズ: 世界を見据えて(原題、The Speed Cubers)』に出演し、チャンピオン仲間で親友のフェリックス・ゼムデグスさん(Feliks Zemdegs)と共演したことで、世界的に注目されるようになった。マックスさんの父シュワン・パークさん(Schwan Park)は「Netflixに出演したことでできたマックスのファンが手を差し伸べてくれて、マックスの新記録達成をとても喜んでくれました。何人かのファンは泣いて喜んでくれたようです」と話した。
今回のマックスさんの新記録が多くのメディアで報じられると、「マックスの成長には驚かされる」、「おめでとう、マックス! あなたがこのために懸命に頑張ってきたことはみんな知っているし、本当に優勝に値するよ!」といった祝福のコメントが多数あがっている。
画像は『Guinness World Records 2023年6月14日付「Max Park makes history by solving cube in fastest time ever」』『max park 2023年6月12日付Instagram「WR 3.13」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)