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writer : ac

【海外発!Breaking News】父親の目前で起きたサメの激しい攻撃 23歳ロシア人男性、為す術もなく死亡(エジプト)

「まるで映画『ジョーズ』のようだ」といったコメントも寄せられた。

父親とともにハルガダにアパートを購入し、数か月前に引っ越してきたばかりだったウラジミールさん。襲撃は父親の目の前で起きた。水面から出ているのはウラジミールさんの脚か?(画像は『New York Post 2023年6月9日付Twitter「‘It’s eating his remains now’: Russian man gobbled up in a shark attack in Egypt」』のスクリーンショット)

事故を目撃した男性は「襲撃は突然、数秒のうちに起きた。私はすぐに『これはサメだ』と直感し、『サメだ! サメ! 身を守れ!』とジャンプしながら叫んだ。ただそこにいた人たちは、何が起きているのかすぐには理解できないようだった」と明かし、「救助隊も素早く行動したものの、間に合わなかった」と続けた。

またある女性は「遺体の一部はまだ海の中にある。全くもって恐ろしいことよ」とショック状態で語り、「震えが止まらない。襲撃は私の目の前で起き、サメはあの男性を食べてしまった…。本当に気の毒に思う」と肩を落とした。

なおウラジミールさんは、ロシア連邦北西部アルハンゲリスク州の出身で、父親とともにハルガダにアパートを購入し、数か月前に引っ越してきたという。

非情にもこの事故は父親の目前で起きており、カメラはウラジミールさんが岸に向かって助けを求め、大声で叫ぶ姿も映し出していた。また当時、イタチザメはウラジミールさんに狙いを定めていたことも分かっており、一緒にいた女友達は岸まで泳ぎ切って無事だった。ただ岸ではかなり取り乱して泣き叫び、人々になだめられていたそうだ。

なおウラジミールさんが襲われた海域では数日間、ライフガードや観光客が海面から突き出すヒレを確認していたが、「イルカだろう」と深刻に捉えることはなかったようだ。当局はすでにサメを捕獲済みで、今後は研究所にて「なぜウラジミールさんを襲撃したのか」などについて調査が行われるという。

ちなみに紅海沿岸でのサメの襲撃は稀だが、ハルガダ周辺では昨年も、オーストラリア人とルーマニア人観光客の2人が数日差で襲われて死亡していた

同海域での遊泳やアクティビティは、11日まで禁止されている。

画像は『НТВ.Ru 2023年6月8日付「Акула съела россиянина в Египте」』『New York Post 2023年6月9日付Twitter「‘It’s eating his remains now’: Russian man gobbled up in a shark attack in Egypt」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ウラジミールさんを襲い、捕獲されたイタチザメ。今後は研究所にて「なぜウラジミールさんを襲撃したのか」などについて調査が行われるという(画像は『НТВ.Ru 2023年6月8日付「Акула съела россиянина в Египте」』のスクリーンショット)

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