マクドナルドの「ハッピーミールボックス(Happy Meal box)」の中に口と鼻を突っ込んだという。
映画館のマネージャーであるリッキー・ブラックさん(Ricky Black)によると、ヘラジカは5分ほど滞在していたそうで、映画館に入ることができたのは、建物の空気の入れ替えのためにドアが開けっ放しになっていたからということだった。リッキーさんは「ヘラジカはポップコーンに誘惑されて、もう夢中でしたね。冬の間に食べた樹皮に飽き飽きしていたんだと思います」と語っている。
ヘラジカは“食事”を終えた後に、リッキーさんともう1人の従業員によって映画館の出口に誘導されたそうだ。
リッキーさんと同映画館で働く姪のジャスミンさん(Jasmynne)は、米南部のアーカンソー州からヘラジカの生息する米北部のアラスカ州に来たこともあり、このハプニングは2人にとって刺激的なものになったという。しかし今回の出来事を振り返り、リッキーさんは「侵入したのが若いヘラジカであったため、危険な事態には陥らなかった。発情期のオスのヘラジカや子を持つメスのヘラジカだったら、同じような反応はしなかっただろう」と話した。ちなみに大人のオスのヘラジカは、肩の高さが180センチを超え、体重は635キロに達するという。
今回のニュースを見た人からは、「ポップコーンは(ヘラジカにとっても映画に)必要なんだね」、「(ヘラジカは)どんな映画を観に来たのだろう?」といったコメントがあがっている。
画像は『Alaska’s News Source 2023年4月22日付「WATCH: Moose fills up on popcorn in Kenai theater」(Courtesy Kenai Cinemas)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)