海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】水を求めてゾウの群れが街を歩き回る 子供が踏みつぶされる死亡事故も(カメルーン)<動画あり>

保護活動により個体数がここ数年で増加した。しかしプランテーションや村が増えてきたことにより生息地を奪われたゾウは時折、人間の居住地に迷い込み、作物や家を踏み荒らし、時には人に襲いかかることもあるという。

「アフリカ野生動物基金(African Wildlife Foundation)」の地域開発担当者であるアボウバカー・アダモさん(Aboubakar Adamou)は「ゾウは生息地に水がなくなると、水や食べ物などを求めて他の場所に移動する」と述べている。気候変動に伴う干ばつにより、水を求めて村や町に入ってくるゾウは増えており、マルア近隣にあるカルフー(Kalfou)地区でも先週、ビントー(Bintou)という名の人物がゾウに踏まれて亡くなったことが報じられた。森林野生動物省の声明によると、ゾウの群れが「ワザ国立公園(Waza National Park)」へ移動中、群れを見ようと集まった人々がルートを塞いだため、怒ったゾウが攻撃したとのことだ。

現在は動物保護のレンジャーが、マルアから120キロほど離れた国立公園へ歩きながらゾウを誘導しようと試みているそうで、地元の人々にはゾウを見かけても近づかないように呼びかけている。

画像は『Moussang Adrienne 2023年5月24日付Twitter「Cameroun : quatre éléphants du parc national de Waza」』『Herbert Boh 2023年5月24日付Twitter「Migration left these elephants stranded & wandering through」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

カメルーン最北の都市マルアをさまようゾウたち。気候変動に伴う干ばつにより、水を求めて村や町に入ってくるゾウが増えているという(画像は『Herbert Boh 2023年5月24日付Twitter「Migration left these elephants stranded & wandering through」』のスクリーンショット)

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