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writer : ac

【海外発!Breaking News】頭が2つあった! 頭部がつかえて難産で誕生した子牛に畜産家も「初めて」と驚愕(米)

初めは『もしかして頭が2つあるの?』と信じられず、状況を飲み込むまで時間がかかりました。予期していないものが突然目の前に現れたのですから、それは衝撃的でしたよ。」

最初は子牛の両前肢にチェーンをひっかけ、母牛の陣痛に合わせて手で引っ張ったものの、それだけでは十分でなく、助産ジャッキを使用して男性2人で子牛を引っ張り出した。体に比べ、頭部が異様に大きかった子牛(画像は『The Daily Star 2023年4月12日付「Two-headed mutant cow leaves farmer gobsmacked over 'one in 2,500 anomaly'」(Image: Credit: Pen News/Leslie Hunewill)』のスクリーンショット)

なおレスリーさんは、ネバダ州とカリフォルニア州に牧場を持つ経験豊かな畜産家だが、双頭の牛を見たのは初めてで「高校で農学を教えていた教師の教室には、双頭の子牛の剥製があったのです。でもまさか私が一生のうちに双頭の子牛を見ることになるなんて考えもしませんでした」と驚きを隠せない。

レスリーさんが調べたところ、牛の出産でこのような重複奇形が起きるのは0.039%、2500分の1の確率だったそうで、「本来は発育初期の段階で1つの胚が2つに分離して一卵性の双子になりますが、この個体は胚が完全に分離することがなかったのです」と語った。

経験豊富なレスリー・ヒューンウィルさんも初めて見たという双頭の子牛。レスリーさんは頭が2つあるとは想像もしておらず、子牛は難産の末に晩出されたものの死産だった(画像は『The Mirror 2023年4月12日付「Mutant cow born with TWO heads stuns farmer but tragedy strikes after difficult delivery」(Image: Credit: Pen News/Leslie Hunewill)』のスクリーンショット)

残念なことに子牛は死産で、レスリーさんは死骸をきれいに拭いてあげたという。一方で子牛を亡くした母牛には、哺乳瓶を使って育てていた孤児の子牛の子育てを託したそうで「母牛は子煩悩で、2頭ともとても幸せにしていますよ」と笑顔を見せた。

ちなみ昨年7月には、ブラジルでも双頭の牛が誕生していたが、4日間をまるまる生き延びて息絶えていた。ブラジルの専門家は当時、「牛の重複奇形は10万頭に1頭の割合で発生する」と述べており、発生確率は報告者によっても相違があると思われる。

画像は『The Daily Star 2023年4月12日付「Two-headed mutant cow leaves farmer gobsmacked over ‘one in 2,500 anomaly’」(Image: Credit: Pen News/Leslie Hunewill)』『The Mirror 2023年4月12日付「Mutant cow born with TWO heads stuns farmer but tragedy strikes after difficult delivery」(Image: Credit: Pen News/Leslie Hunewill)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

本来は発育初期の段階で1つの胚が2つに分離して一卵性の双子になるが、分離が完了することがなく双頭になるという。重複奇形は非常に珍しく、レスリーさんも最初は信じられなかったという(画像は『The Mirror 2023年4月12日付「Mutant cow born with TWO heads stuns farmer but tragedy strikes after difficult delivery」(Image: Credit: Pen News/Leslie Hunewill)』のスクリーンショット)

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