昨年4月1日に創業110年を迎えた吉本興業が、その締めくくりとして今年4月1日にチケット代110円でお笑いを楽しめる「特別公演 お客様に感謝の日」を全国で開催。東京・新宿の劇場「ルミネtheよしもと」では、人気お笑い芸人12組が1回目の公演に登場して満員の観客を沸かせたが、そのなかから木村祐一、COWCOW(善し・多田健二)、ニューヨーク(嶋佐和也・屋敷裕政)が公演後に囲み取材に応じた。
4月1日に全国13劇場+1拠点で全39公演を実施する「特別公演 お客様に感謝の日」。「ルミネtheよしもと」では4公演行うが、すべて異なる出演者が登場し、創業年数にちなんだ110円のチケットは完売している。
トップバッターとして漫才を披露したニューヨークは、110円という破格のチケットを見事入手した観客に向かって「お金はないけど運はあるお客さん」などといじり、トリを務めた木村祐一は「(110円なら取らずに)もうタダでええんちゃう?」と笑わせた。
公演後の囲み取材で、ニューヨークの屋敷裕政は「110円だからか分からないですが、皆さん温かくて楽しもうという感じがしましたね。こっちも110円なのでスベってもしゃあないやろって。気楽にできたし、お客さんも気楽に見られてすごい楽しくできたかな」と満足そうだ。さらにCOWCOWの善しが「ここ数年で一番いいお客さん」と言うと、多田健二も「本当にいいお客さんやったんで、もうしばらく110円でやって欲しいな」と無茶な希望を口にした。また嶋佐和也は「110円なので全員にギャラ払えるのかな? そこが心配でした。今日楽屋のケータリングが充実してて、それがギャラの代わりなんじゃないか?」と表情を曇らせた。
同公演が日頃応援してくれるファンへの感謝を込めた企画であることから、