チャットGPTは「彼の代表的なギャグとして『イッテQ!』というフレーズが有名です」と答えた。しかも出川についてテレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』の司会を務めていると補足したうえに「『イッテQ!』とは、『行ってきます』という意味で、出川哲朗がこのフレーズを言う時には独特のノリが特徴です…」とまるでうんちくのように披露する。
また『イッテQ!』つながりで「ウッチャンナンチャンの内村光良の代表的なギャグを教えてください」と問うたところ「彼の代表的なギャグは『シャブリ』というものがあります」とチャットGPT。その後はおきまりの補足説明が続き、それによると「シャブリ」とは内村光良が演じるキャラクター「シャブリシャブリ」の一部からきており「変な格好をしながら高速で歩く動作」が特徴だという。「シャブリ」のほかに「モテモテ節」というギャグも有名らしい。
ほかにも「イモトアヤコの代表的なギャグ」を聞くと、「虎のような形を作りながら『タイガー!』と叫ぶギャグが彼女のトレードマークとなっている」という。「いとうあさこの代表的なギャグ」に至っては両手を顔の横に広げ、指を広げた状態で、目を大きく見開きながら、特徴的な声で「オアシズ!」と叫ぶギャグがあり「お笑いの世界で独自の存在感を放っています」とのことだった。
特に出川哲朗のギャグといえば、「ヤバイよヤバイよ」や「リアルガチ」などを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。チャットGPTはそれにかすりもせず「イッテQ!」こそ出川哲朗の代表的なギャグのフレーズだと答えたのである。チャットGPTは、あえてこのような珍回答をしたのか、それとも本当にイッテQ!ファミリーの面々はこのような隠された代表的ギャグを持っているのだろうか。「大嘘なのに、ほかの文章がしっかりしてる」との山内健司のぼやきこそ、高精度のチャットGPTそのものに対する正答かもしれない。
ちなみにチャットGPT自身の代表的と思われる“ギャグ”は以下のとおりである。
「私の知識は2021年9月までのものであり、それ以降の情報は持っていません。また、完璧ではなく、時に誤った情報や不正確な回答を提供することがあります。私は人間ではないため、感情や経験に基づいた回答はできません。しかし、できる限り正確で有益な情報提供を心掛けています。」
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)