海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】機内でいちゃつきすぎたカップル 隣に座った乗客が航空会社に動画で報告、搭乗拒否に(南ア)

何も起こらずにカップルは飛行機から降りていったという。ビジネスマンは自分が嫌な思いを味わったということだけでなく、多くの小学生が搭乗していたことから「もし自分が座っていた席に子供がいたら…」ということを懸念したそうだ。

ビジネスマンはその後、フライサファイアにメールで苦情を伝えたが返信がなかったため、メディアに訴えることにした。法律事務所「クリストドゥールー・アンド・マブリキス株式会社(Christodoulou & Mavrikis Inc)」の航空・商業部門の責任者であるクリス・クリストドゥールー弁護士(Chris Christodoulou)は『News24』の取材に対し、このカップルの行為は民間航空法の「航空機内での迷惑行為、秩序を乱す行為、わいせつ行為」に該当すると説明している。この罪で有罪判決を受けた場合、罰金もしくは6か月以下の禁固刑、またはその両方の責任を負うことになるそうだ。クリス氏は機長が取れる手段として、目的地の空港に到着した時点でカップルが逮捕されるように手配するか、または最寄りの空港に緊急着陸してカップルが逮捕されるようにすることも可能で、その場合カップルは緊急着陸にかかる費用について空港会社から損害賠償を請求されることもあり得ると示唆している。クリス氏は「これは重大な犯罪であり、誰かがカップルに立ち向かえば機内で喧嘩になり、他の乗客が危険にさらされる可能性もある」と今回の件を軽く見てはならないと主張した。

一方で、フライサファイアの広報担当者であるカービー・ゴードン氏(Kirby Gordon)はその後、苦情を述べたビジネスマンに電話をかけたことを『News24』に明かしている。カービー氏によると、このカップルは同航空会社の利用を禁止されたそうだ。またカービー氏はクリス氏の意見に同意し「機長は安全に問題があると判断した場合、迂回したり、到着時に警察を呼ぶことができます。航空会社が乗客を告発することもありますが、さまざまな影響を考慮して判断します。今回のケースでは、航空法によるとビジネスマンの男性が告発を行うのが妥当です。その場合は警察に必要な情報を提供するなど、弊社はこのビジネスマンをサポートしたいと思います」と話している。

ビジネスマンは、告発するのは自分の責任ではないと考えているが、航空会社が協力を約束してくれるのであれば告発するつもりだという。彼は「警察に行って、名前も身分証明番号も知らない人たちを告発するなんて無理です。そのためには航空会社の協力が不可欠ですが、彼らは無関心だと感じています。もう少し責任を持ってほしいと思います。カップルのみだらな行為は、非常に不快でした。もし私が機内でタバコを吸っていたら逮捕され、飛行機は緊急着陸することになるでしょう。でもカップルの行為はタバコよりもずっとタチが悪いことだと思います」と明かしており、カップルの行為のみならず航空会社の対応にも憤慨していた。

ちなみに今回のニュースに、SNSでは「動画がないとこのニュースは無駄だ」「あんな最低なシートでそんな行為ができるとは!」「45分間のフライトすら我慢できないのか」「南アフリカにも搭乗拒否リストって存在するわけ?」などというコメントが見受けられた。

画像は『FlySafair 2023年4月18日付Facebook「Travel Update」』『News24 2023年4月19日付「Couple banned from FlySafair after getting intimate on Durban flight in full view of passengers」(Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

動画を撮影したビジネスマンだが、その動画は公表されず。メディアが公開した静止画像では、男性がズボンを緩めていたところが捉えられていた(画像は『News24 2023年4月19日付「Couple banned from FlySafair after getting intimate on Durban flight in full view of passengers」(Supplied)』のスクリーンショット)

1 2