同ツアーの一環として2018年12月に米カリフォルニア州イングルウッドで開催した『オズフェスト』に出演した時だった。
このほど発表した声明文で、オジーは「これは恐らく、愛すべきファンのみんなと共有しなければならない、最も難しいことの一つだろう」と記し、こう続けた。
「みんなも知っている通り、俺は4年前の2月に大きな事故に遭い、背骨を損傷した。その間、俺の目的はただ一つ、ステージに戻ることだった。」
そして「俺の歌声は大丈夫だ」と伝えた後、「これまでに3度の手術、幹細胞治療と終わりのない理学療法、サイバニクス(HAL)治療などを受けたにもかかわらず、今も俺は身体的に弱くなっている」と述べた。
また何度も延期したショーのチケットを持っていてくれたファンに感謝の気持ちを伝え、ヨーロッパと英国を回るのは「体力的に無理だと悟った」と吐露した。
ツアーは移動が多く短期間に続けて公演を行うなど、体力的に過酷なものとなる。そのためオジーはファンに向けて、今後は別の形でコンサートを開催したいと希望を述べている。
「俺のツアーの日々が、このような形で終わるとは想像もしなかった。俺のチームは現在、都市や国を移動することなく、パフォーマンスできる場所のアイデアを考えているところだ。」
そして最後に、ファンやスタッフ、家族、長年の友人であるバンド「ジューダス・プリースト」のメンバーに向けて「限りない献身と忠誠、そしてサポートに感謝します」と言葉を添えた。
オジーがツアーを断念するという辛い思いを伝えると、フォロワーから「俺達はオジーを愛してるぜ!」「とても悲しい。一日も早く回復してね」「謝らなくていいし、これ以上泣かないでくれ。君は、僕達が感謝してもしきれないほどのものを与えてくれた。邪悪な者に休息はない。だから、これから先があることは分かっているが、今は休んでくれ」と応援するコメントで溢れ返った。
画像は『Ozzy Osbourne 2022年11月28日付Instagram』『Ozzy Osbourne 2023年2月1日付Twitter「This is probably one of the hardest things I’ve ever had to share with my loyal fans…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)