父と兄に関する出来事があったことを明かしたのだ。
「そこには様々なエピソードがあった。特に僕と兄の間や、僕と父との間で起こったことだった。ただ彼らが許してくれるとは思えないから、世間に知られたくなかった。」
だが王子は家族のことを出さずに自身のストーリーを伝えるのは不可能と感じたそうで、「なぜなら彼らはこの本の中で非常に重要な役割を果たしているから。それにあなた方(読み手)がこの本に登場する全員のキャラクターや個性を理解する必要があるからだ」と加えた。
そして発売された同著では、ヘンリー王子がウィリアム王子(当時)から身体的暴力を受けたことや、チャールズ皇太子にカミラ夫人(ともに当時)と「結婚しないでほしい」と懇願したことなどを暴露した。
このことについてヘンリー王子は「みんなは、僕が本に載せたことのいくつかについて議論するだろう。いずれにしても彼ら(王室)は絶対に僕を許さないよ」と述べた。
続けて王族である自身の家族に向かって、このようなメッセージを投げかけたのである。
「だけど僕は、あなた達がしたことのすべてを喜んで許すつもりだ。実際に僕と向かい合って話して欲しかった。僕のことを『妄想的でパラノイド(偏執症者)』などと呼ぶのではなく、実際に席を共にしてこの件について適切な会話をしてほしいんだ。」
そう語った後、家族に向けて「僕が本当に望んでいるのは責任説明だ。そして妻への謝罪だ」とメーガン妃に謝ることを要求したのである。
さらに王子は「あなた達は自分が何をしたか、なぜそうしたかも分かっている。尻尾をつかまれたのだから、白状するんだ」と強く呼びかけた。
なおヘンリー王子がどのような出来事に対し、メーガン妃への謝罪を求めているのかは明らかになっていない。
しかし王子は、回顧録の内容によって「君主制を崩壊させようとしているのではなく、そこから彼らを救おうとしているんだ」と述べている。
そして「もっと早く、人々が耳を傾けてくれていたら」と言い、自分が最初に(王室に対する)懸念を表明した時に話を聞いてもらうことができていれば、「家族との溝がこれほどまでに広がらなかった」とも明かした。
画像2枚目は『Misan Harriman 2022年10月3日付Instagram「The Duke & Duchess of Sussex moments before attending the opening ceremony of @OneYoungWorld last month.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)