ヘンリー王子が通路に敷かれたレッドカーペットを歩きながら颯爽と現れたのだ。
王子は両手を広げながら「ワオ、ワオ、ワオ。ストップ、止めてくれ」と演奏を止めるように言い、「スティーヴン、こんな必要はないのに。だけどありがとう。感謝するよ」と両手を胸に当てて感激した様子で伝えた。
しかしスティーヴンは「何を言ってるんだ? これは君のためじゃないんだ!」と怒り出し、「ここから出て行け! 今から彼が来るんだ!」と手を振ってヘンリー王子を追い払った。
王子が戸惑った表情でいると、後ろからトムが登場。満面の笑みを浮かべ、大きく両手を広げながら「戻って来たよ! 僕のためのファンファーレは?」と催促したのである。
すると再びファンファーレが演奏され、ヘンリー王子がトムの体にバラの花びらを振りまく場面で映像が終了する。
この後ヘンリー王子がスタジオに現れると、観客はスタンディングオベーションで歓迎した。王子は用意された2つの椅子を指さし、「この椅子と、スペア(予備)の椅子だね」と自身の回顧録のタイトルに関するジョークを放った。
ヘンリー王子がコントに挑戦する姿に、SNSでは「質の高いユーモアだ」「ヘンリーが良いユーモアのセンスを持っていて良かった」「オーマイガー! 爆笑させられた」「バラの花びらをまくヘンリーの姿に、腹を抱えて笑った」と称賛のコメントで溢れ返った。
その一方で、王室の伝統を揶揄したコメディに対し、英国では批判の声が殺到する結果となった。
「信じられないくらいに恥ずかしい。エリザベス女王がすでに他界し、これを見ることがなくて良かったよ。」
「これは絶対に恥ずべきことだ。トム・ハンクスもこのような侮辱的な行為の当事者であることを恥ずべき。ヘンリーはどこまで卑屈になれるんだ。どうやら王室だけでなく、自国をも嘲笑するほど落ちぶれたようだ。吐き気がする。」
「ヘンリーは最悪のやり方でハリウッドセレブになりたがっている。憧れられ、崇拝され、もてはやされたいんだ。しかし彼のやっていることは、ただ哀れに見えるだけだ。」
Where is he?! 🎺👑#Colbert #Spare pic.twitter.com/CQ6VcpJMiK
— The Late Show (@colbertlateshow) January 11, 2023
画像2、3枚目は『The Late Show 2023年1月10日付Instagram「Colbert and the #Spare.」』『The Late Show 2023年1月11日付Twitter「Where is he?!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)