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writer : maki

【エンタがビタミン♪】又吉直樹、今も忘れない北陽高校サッカー部時代の光景 決勝戦を見に来た父親が「砂場で相撲とってた」

先輩芸人が「北陽高校のレギュラーでしょ。えげつないレベルだよ」と感心していた。

それほどの名門校とあり、又吉が所属するサッカー部が大阪私立高等学校総合体育大会、いわゆる“私学大会”で決勝まで残った。又吉は父親に「二度と見に行かん」と言われてから一度も試合に呼ばなかったが、この時ばかりは「成長した自分を見てほしい」との思いから声をかけた。決勝戦当日、父は友だちと2人で見に来てくれたものの北陽サッカー部は先制されてしまう。

又吉としては「父ちゃんにいいところを見せたいのに」とモチベーションを上げて、チームは「1-1」に追いついた。その瞬間「やったよ父ちゃん」と心の中で叫んだことだろう。ところがその姿をさがしていると、試合を見守っているはずの父親は友だちと「砂場で相撲をとっていた」そうだ。緊迫感がある“私学大会”で、しかも息子が出ている試合中に親がすることとは思えない。結果は北陽高校が優勝したが、父は相撲にも飽きて途中で帰ったらしい。

又吉直樹は高校を卒業して吉本興業のNSC東京校に入るが、芸人になってからもサッカーは個人的に続けている。又吉自身は意識せずとも「北陽高校のレギュラーでしょ」と言われるのだからサッカー部時代のオーラは健在のようだ。そんな又吉はラジオ番組で父の相撲を振り返り、「今思えば、おもしろさもあった」と評しながら「父親に認められたいというのはあった」と吐露していた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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