イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】チャールズ国王、即位後初のクリスマス演説 女王が眠る礼拝堂から国民に語りかける

「クリスマスは愛する人を亡くしたすべての人にとって特に切実な時期です」と言い、「私達はこの季節の変わり目になると、彼らの不在を感じ、それぞれの大切な伝統の中で彼らを思い出します」と加えた。

その後、クリスマスの讃美歌『ああベツレヘムよ(O Little Town of Bethlehem)』の歌詞の一部「汝の暗い道を照らす、永遠の光」に言及し、このように語りかけた。

「この歌は、多くの人々に親しまれています。この光の力を信じる母の信念は、神への信仰と同時に人々への信仰でもあり、私が心から共有するものです。」

さらに国王は、救急隊員や教師、医療・福祉スタッフなどのエッセンシャルワーカーに対して「私達全員の安全を守るために、たゆまぬ努力を続けてくれた」と感謝の言葉を述べた。

そして世界中の人々が、紛争や飢餓や自然災害、物価高騰による生活危機に直面していることなどに触れ、「我が国や連邦国の人々が、他の人々の苦境に容易に対応できる人間性を持っていることを目の当たりにしています」と語った。

すると映像が切り替わり、フードバンクやホームレスの人々を支援するボランティアの様子などが映し出された。バッキンガム宮殿が発表したところによると、故女王の死後に寄付された資金は、光熱費の支払いが困難な人々を支援する慈善団体に提供されたという。

また今回の演説では、国王が宗教施設への敬意を表し、このような言葉も述べている。

「我々の教会(キリスト教)、シナゴーグ(ユダヤ教)、モスク(イスラム教)、寺院(仏教)、グルドゥワラ(シーク教)は、飢えた人々に食事を提供するために再び団結し、年間を通じて愛とサポートを提供しました。このような心からの連帯は、隣人を自分のことのように愛するという最も感動的な表現です。」

そして「先日、ウェールズ公夫妻がウェールズを訪問し、このコミュニティ・スピリットの実践例に光を当てました」とウィリアム皇太子夫妻への感謝を加えた。

チャールズ国王によるクリスマス演説は女王へのトリビュートのほか、公共サービスの重要性や困難に苦しむ人々への配慮、他の宗教に対しての寛容な姿勢など国王の信念を表すものとなった。

画像は『The Royal Family 2022年12月25日付Instagram「Christmas is a particularly poignant time for all of us who have lost loved ones.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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