当局はロサさんの遺体発見から間もなく、女児と一緒にいたヴェロニカとパートナーのゴンザロ “N”(Gonzalo “N”)を逮捕した。女児は保護され無事で、今後は様子をみて父親に引き渡される予定という。
なお今月5日、裁判所に出廷したヴェロニカは「子供ができなかった。胎児を取り出すために子宮を切り裂いた」と話したそうで、約8か月前から家族や親戚に「妊娠した」と嘘をつき、妊婦のように振舞っていたことも明らかになった。
ちなみにこのニュースには「なぜこんなことができるのか」「正気ではない」「子供ではないのだから、犯人の顔を隠すべきではない」「長い間、計画してやったことだよね」「メキシコは本当に怖い」「残された家族もつらいだろう」「養子縁組を利用することはできなかったのか」「養子縁組は時間も金もかかるからね。今でなくてはだめだったのだろうね」「これは心の病気だよ」「こんな犯罪が今後起きないよう祈っている」「赤ちゃんが生きていてくれて良かった」といったコメントが寄せられた。
メキシコでは2年前にも、獣医の男が子供を望んでいた恋人と共謀し、妊婦の腹を切り裂いて胎児を取り出し逮捕されていた。この時も赤ちゃんは無事で、「奇跡の子」と呼ばれて話題となった。
国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」によると、メキシコ国内では昨年だけで3700人以上の女性が殺害されているという。これは一日に10人以上というハイペースで、約1000件が女性であることを理由とした殺人(フェミサイド)だそうだ。
画像は『The Sun 2022年12月6日付「WOMB SNATCHERS Newborn baby found ALIVE after being cut from mum’s womb by kidnapper ‘who couldn’t have children’ in Mexico」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)