中のメモを読んでみることにしたそうだ。
「子供たちを学校に迎えに行った時、『今日はとてもワクワクすることがあるの』と伝えました。彼らは『ホットドッグでも食べるの?』なんて言っていましたが、『それよりももっと楽しいことよ』と家でメッセージボトルが発見されたことを伝えたんです。すると2人とも本当に興奮していました。8歳の子はP4(日本の小学2年生)で、今まさにヴィクトリア朝について学んでいるところなので、それはきっと宝物だと大喜びでした。」
「家に戻った私たちはピンセットやペンチで必死にメモを取り出そうとしたのですが、少し破れてしまって。これ以上傷つけたくなかったので仕方なくボトルを叩き割ることにしました。貴重な古いボトルを壊してしまうなんて本当に申し訳なかったのですが、破片はすべてタッパーに入れて保管しています。」
そのメモには2人の男性の名前と日付が記されており、次のように綴られていた。
「この床を張ったのはジェームズ・リッチー(James Ritchie)とジョン・グリーヴ(John Grieve)ですが、ウイスキーは飲んでいません。1887年10月6日。このボトルを見つけた人は我々の気配を感じるかも知れません。」
その後、エイリーさん一家の友人が彼らについて調べたところ、1881年の住民簿からニューイントン地区に住んでいた2人の名前を見つけたそうだ。
そしてエイリーさんが135年前のメッセージボトルの発見についてFacebookに投稿したところ、このようなコメントが届いた。
「なんて素敵なのでしょう。100年後に住む人のためにあなたも何かメッセージを残してみて。」
「これは素晴らしい。135年前の手書きのメッセージが今になって発見されるなんて!」
「すごい! このメッセージボトルはきっと世界最古のものに違いない。」
「彼らがこのメモを書いた当時は、こんなにも多くの人に共有されることになるとは思ってもいなかったでしょうね。これは過去からの素敵な贈り物です。」
なおこのメモに関して、スコットランド国立図書館からは劣化を防ぐためアシッドフリー(酸性成分が含まれていない)のファイルなどで保存するようアドバイスを受けたそうで、エイリーさんは今後の予定についてこのように述べている。
「こんなにも古いメッセージボトルがずっとそこにあったなんて本当に驚きです。また、みんなが私たちと同じように面白いと思ってくれているのがうれしいです。悲観的なニュースが多い昨今、このようなポジティブな発見があったのはとてもいいことです。このメモはアシッドフリーの額に入れて飾っておこうと思います。そして後世の人たちのために、このメモを書き起こしたものと私たち家族からのメッセージを新しいボトルに入れて元の場所に戻しておく予定です。」
画像は『Eilidh Stimpson 2022年11月16日付Facebook「Interesting find by Peter from Wightman Plumbing when lifting floorboards in our home in morningside!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)