エリザベス女王の崩御後、ヘンリー王子が内容の変更を要望したことにより発売が延期されていた自叙伝が来年1月、ついに発売されることが出版社「ペンギン・ランダムハウス(Penguin Random House)」によって明らかになった。ヘンリー王子の自叙伝が世に出ることにより、父チャールズ国王、兄のウィリアム皇太子との関係修復はさらに困難になり、もはや後戻りできないとまで言われている。そのような状況で、ヘンリー王子は巨額の契約を結んだとされる自叙伝の発売を決めたようだ。
今秋に出版予定だったヘンリー王子の自叙伝が、来年1月10日に発売されることが出版社「ペンギン・ランダムハウス(Penguin Random House)」より発表され、専用のWEBサイトも開設された。
ある関係者は英紙『The Sun』にこう語った。
「ヘンリー王子は女王の死や葬儀、父チャールズが王位についたことを踏まえて、本の内容を変更することに必死でしたね。このタイミングで自叙伝が発売されると、世間から良い印象を受けないと懸念していましたよ。」
王室専門家キンゼイ・スコフィールド氏(Kinsey Schofield)も最近、「本の変更は王室のためというより、自分達を守ることが目的だろう」述べていた。
2021年3月に行われたオプラ・ウィンフリーとのインタビューで、ヘンリー王子夫妻はロイヤルファミリー内に人種差別的発言をした人物がいると非難、さらにヘンリー王子は、チャールズ皇太子(現国王)から当時のレートで約6億6000万円(約445万ポンド)の資金提供を受けていたにもかかわらず「金銭的な援助を打ち切られた」と主張した。なお約445万ポンドの資金はウィリアム王子夫妻(現皇太子夫妻)への支払いと合わせた合計金額で、実際に受け取った額は不明である。
王室を離脱後、ヘンリー王子夫妻はカリフォルニアに移住。非営利組織アーチウェル財団を立ち上げ、