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緑色をしていた個体はメスだった。マークさんは「子犬が緑色なのはきっと汚れか何かだろう」と思い、次のようなことを試みたという。
「実は獣医もその子犬がなぜ緑色なのか知識がなかったようで、『きっと汚れだろう』と言っていた。それでその夜に被毛を4度も洗ったよ。でも緑色は落ちなかった。」
「そして『母犬のほうが舌で舐めてきれいにしてくれるのでは』と思い、その夜はココに子犬を託したんだ。でもやはり緑色は落ちなくてね。翌日も、その次の日も緑色のままだったよ。」
ちなみに誕生した子犬が緑色に染まるのは、胎盤内の胆汁に含まれる緑色の色素「ビリベルジン」が羊水に交じり、胎仔が過度に晒されたためだと言われている。また胎仔が羊水の中で緑色の胎便を排出することで染まる可能性もあるそうで、水で洗ってすぐに落ちるものではないらしい。
ただ数週間すると緑色は自然に消えるようで、緑色の秘密を知ったマークさんはこの特別な子犬に“クロイ(Khloe)”と名付け、つかの間の“小さな緑のプリンセス”を大切に育てているとのことだ。
画像は『WBRC 2022年9月27日付「Alabama French bulldog puppy born green」』『Exotic Frenchies 2022年9月20日付Instagram「Photo dump from a rollercoaster of a day yesterday.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)