サイドミラーがキンバリーさんのお尻をかすめていったという。キンバリーさんは当時をこのように振り返っている。
「恐怖で私は凍り付いていました。私の目に飛び込んで来たのは、突進してくる大きなピックアップトラックでした。『もうダメだ。死ぬだろう』と思いましたね。運転手は狂気の沙汰には見えませんでしたから…。私は『重傷を負うかも』とも思いました。」
キンバリーさんはすぐに自宅に戻ったが、オーラが少し震えていたため事が重大だったと感じ、母親に今回の件を伝えると警察に通報したそうだ。そして幸いにも、近所の家に設置してあった監視カメラで当時の様子を確認することができたという。その監視カメラの映像を見て、キンバリーさんは初めてオーラが自分を救ってくれたことに気づいたそうだ。
実はオーラ、キンバリーさんに飼われてからまだ数か月しか経っていないという。それでもオーラはキンバリーさんに大きな信頼を寄せているようだ。キンバリーさんはオーラを「ヒーロー」と称賛し、「私たち家族はオーラをすごく愛していて、彼女が特別な存在だと感じているんです」と語っている。
なお暴走したピックアップトラックはキンバリーさんを撥ねそうになった後、車の侵入を阻止する構造物に乗り上げてボラード(鉄柱)に衝突し、別の車にぶつかりそうになったそうだ。向かって来たピックアップトラックに驚いたその車は、縁石に乗り上げてスピンしていたという。ウェスト・ヨークシャー警察では現在、このピックアップトラックの運転手について調査を進めている。
画像は『Kimberley Bridges 2022年7月23日付「****Dash cam appeal****」』『YappApp 2022年7月28日付Facebook「A girl was saved by her dog when she froze in fear as a truck hurtled towards her on the pavement.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)