半分面白がったような表情でエマニュエルが撮影機材を倒さないように制する。エマニュエルはその場を去ってくれる時もあるが、大半の場合はスマートフォンのカメラにアップで近づき、くちばしで撮影機材を倒してしまうのだ。時にはテイラーさんが怒りのあまり、鼻息荒く「フウウウウン!!」と唸る様子も映っていた。
いつも撮影を台無しにしてしまうエマニュエルだが、テイラーさんは「私がどこにいても、エマニュエルはいつも私の隣にいなければならないのです」と語っている。TikTokにはテイラーさんとエマニュエルが寄り添ってリラックスしている姿も見られ、エマニュエルはとても可愛がられていることが伝わってくる。
ちなみにテイラーさんの撮影に“参加”しすぎているのは、エマニュエルだけではない。鹿の“プリンセス(Princess)”や、エマニュエルの妹“エレン(Ellen)”もテイラーさんの撮影に割り込んでいる。プリンセスはエマニュエルのように撮影機材を倒すことはないが、テイラーさんの腕を甘噛みしたり飛びついたりして、撮影を度々中断させているようだ。一方でエマニュエルの妹エレンは、兄譲りなのか撮影機材を倒すことがあるそうだ。
テイラーさんの投稿動画を見たユーザーからは「かわいそうなエマニュエル、自己紹介をしたかっただろうに」、「エマニュエル、止めて」といったコメントが届いているが、テイラーさんとエマニュエルのやり取りはテイラーさんがよく口にするフレーズ「Emmanuel, don’t do it」とともにTikTok上でパロディー化されており、テイラーさんの怒声を背景にエマニュエルの白々しい表情を真似た動画は何ともユニークだ。
テイラーさんは最近『The Washington Post』のインタビューに応じ、自分の動画の成功にショックを受けて「やや圧倒されている」と話している。テイラーさん曰く、TikTokで人気の理由は人々が気晴らしと笑顔になれることを必要としているからであり、「政治や今の世界で起きている恐ろしいことを考えなくていい、軽くて楽しいコンテンツだから」ということだ。
そんなTikTokでの人気を受け、テイラーさんはショッピングサイトの立ち上げを予定している。エマニュエルの顔が描かれたTシャツや、今や有名になった「Emmanuel don’t do it」というフレーズが書かれたグッズなどを販売するつもりだという。なお収益は「Knuckle Bump Farms」に寄付されるそうだ。またテイラーさんは、エマニュエルの人気に応えてコミックを制作するためにグラフィックデザイナーを探していることも明かした。
エマニュエルに感化された妹エレンのように、今後は他の動物たちもテイラーさんの動画撮影に参加してくるかもしれない。
@knucklebumpfarms Not a day goes by that Emanuel doesn’t try my life #emu #emusoftiktok #farmlife ♬ original sound – Knuckle Bump Farms
画像は『knuckle Bump Farms 2022年7月9日付TikTok「Not a day goes by that Emanuel doesn’t try my life」、2022年7月24日付TikTok「Not quite sure what’s going on here…」、2022年7月11日付TikTok「It’s ain’t easy being this steezy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)