日本を含めアジア地域でも活動を行っている。同地域を管轄しているのはPETA Asiaで、動物皮製品を使用している高級ブランド店や動物製品を使用している食品企業に対して抗議活動を行っているのだ。
なおフランス人の菜食への意識はというと、2.2%の人口が肉を食べない食事に適応しており、24%がなるべく肉を食べないが柔軟な菜食主義のフレキシタリアン、74%は肉食の食事を続けている。一方で過激な菜食主義グループによる暴力的な抗議アピールも行われており、菜食主義についての議論は多くの国民が注目している。
またPETAは今回の事故を通して、もうひとつのメッセージも届けたいとしている。同団体が制作した記念碑のイメージ画像には「この道路でトラック事故に遭い、苦しんで死んだ豚を偲んで。私たちが皆ヴィーガンであれば、このようなことは起きなかったでしょう」と書かれている。この碑文は「豚の彫刻」で装飾されることになるそうだ。
PETAフランス支部(PETA France)の広報担当者であるイリス・ドゥゼ氏は、ヴィーガンになれば「動物を遠い過酷な道中を経て屠殺場まで移送する必要がなくなる」と説明する。同団体によると、今回の事故が起きた道路は死亡事故が定期的に発生しているとのことだ。
今のところ市の責任者は、団体の要求に対して声明を発表していないという。
画像は『20 Minutes 2022年6月22日付「Nord : 120 porcs tués dans un accident de la route」(S. Salom Gomis / Sipa)、2022年6月23日付「Nord : Une association veut ériger un mémorial pour des cochons morts dans un accident」(Peta)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)