しかもそれが多胎児だったのだ。
「正直に話すと、全く計画をしていなかったのでショックは大きかったですね」と話すキンバリーさんだが、自身が18人のきょうだいに囲まれて育ったため大家族には慣れていたという。一方でジョンさんはきょうだいが1人しかいなかったため、いつも大家族を夢見ていたそうだ。
「アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)」によると、アメリカにおける全ての人種から双子が生まれる確率は1000人あたり約31人で、割合にして約3%となる。双子出産の確率を上げる主な要因は不妊治療だが、それ以外にも35歳以上、BMIの高値、母方に双子の出産歴があることなどが挙げられるという。
キンバリーさんの出産ケアを担当した医師のアンジェラ・シルバーさん(Angela Silber)は「20年以上のキャリアを持っていますが、3回連続で双子を出産した人を見るのは初めてです。不妊治療などを行わずに双子が3回続けて生まれてくるのは非常に珍しく、とても信じられないです」と驚いていた。
3度双子を授かり幸せに包まれたキンバリーさんたちだったが、今回の妊娠は簡単にはいかなかった。実はケンジーちゃんとケンズリーちゃんは三つ子だったのだが、1人を妊娠初期に流産で亡くしてしまった。その悲しみに暮れる中でキンバリーさんは妊娠高血圧症の発症、口腔手術、転倒による足首の骨折、さらには家の地下が水浸しになってしまう被害を受けるなど精神的、肉体的にも辛い妊娠期間を過ごした。
キンバリーさんは「丸一年間も妊娠しているように長く感じました。次から次へと色々なことが起こりましたが、無事に出産できて感謝しています」と今回の出産を振り返った。
なおキンバリーさんの3組目の双子誕生が各メディアによって報じられると、「これは凄い確率だ。おめでとう!」「本当にラッキーだね!」「うちは1組の双子が生まれただけで驚いたのに、これはすごい!」など驚きや祝福の声が届いている。
画像は『We are the Alarcons 2022年4月28日付Instagram「Meet Kenzy and Kenzley」「My beautiful new additions!」、2022年4月29日付Instagram「Before we were 10」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)