ダニエルさんと初めて会った日のことを次のように語っている。
「重い病気のダニエルを初めて見た時、彼女を治すのは自分の義務だと感じました。ただ責任を感じる一方で、自分の心の扉が開き、彼女に癒されているのが分かりました。ダニエルとの年齢差が大きいのは知っていましたが、『大丈夫だろう』とさほど気に留めてはいませんでした。そして6度目の治療後に、私は彼女への想いを打ち明けたのです。」
ダニエルさんはハワードさんのプロポーズにもなったその日の会話について、こう明かした。
「ハワードは私にこう言ったのです。『私はかなり前に、“あなたは若い妻と結婚する”と予言されたことがあってね。君を初めて見た時に、“この人だ”とピンときたんだ』とね。私はその言葉に舞い上がり、『喜んであなたの妻になるわ』と答えたのです。」
こうしてその翌週、2人は家族や友人らに内緒で結婚式を挙げた。最初の出会いから4週間後のことで、その後間もなく同居を開始、しかしダニエルさんが自分の母に結婚したことを告げたのは数週間経ってからだったという。
ダニエルさんは「母は自分よりも15歳年上のハワードとの結婚を受け入れてはくれず、病気が治ったことを伝えても『きっと治療中に洗脳されたのだろう』と取り合ってくれませんでした。私たちのことはすぐに家族、友人に知れ渡りましたが、ほとんどの人が結婚を認めてくれなかったのです」と肩を落とす。またこれまで一度も結婚したことがないハワードさんも「私の40年来の親友も結婚を受け入れてくれなくてね。焼きもちをやいているのか、もう2年も話をしていないよ」と苦しい立場を明かした。
そんな2人が外出すると、人々はハワードさんを見て「祖父でしょう」とか「お父さんだよね」と言ってきたり、「冗談だよね?」と笑われたりするそうで、ダニエルさんは「最初は気にしていたけど、大切なのは私たちの間に愛があるということ。今は笑い飛ばすことにしているわ」と語っている。
ちなみに配送ドライバーとして働いていたハワードさんはすでに退職し、現在は一日に3回の昼寝が欠かせないようだ。ダニエルさんは「私は友人らと外出するのが好き。ハワードはそんな私に『楽しんできてね』『君が幸せで嬉しいよ』と言って送り出してくれるわ。彼はとても愛情あふれる、優しいパートナーなのよ」と述べると、こう続けた。
「ハワードのおかげで私の病気は完治したの。彼は私の命の恩人よ。彼の年齢を考えるともう子供はできないけど、私はその現実をしっかり受け止めているわ。」
「それに私たちは彼の死についても話をするの。私が一番恐れていることは、未亡人になって、みんなに『だから言わんこっちゃない』と叩かれることよ。」
「ただ私たちは残りの人生を共に過ごすことをとても大切に思っているの。人にどう判断されようと、私は彼なしで生きるより、短い間でもいいから彼と一緒に過ごしたいわ!」
画像は『The Sun 2022年5月18日付「HEAL TURN I married a man 46 years older four WEEKS after meeting - family disowned us & strangers think he’s my grandad」(Credit: HotSpot Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)