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writer : ac

【海外発!Breaking News】骨折や火傷も平気、痛みを感じない9歳男児 母親が「痛みは大切」と切ない訴え(英)

ドナさんは「医師らは私たち夫婦のことを疑いの目で見ていたわ。それに私が『息子が痛みを感じない』と主張しても誰も信じてくれなかった。ザックが診察を受けたほとんどの医師は、CIPの患者を診たことすらなかったのよ」と当時を振り返り、こう明かした。

「そして6歳の時、ケンブリッジにあるアデンブルックス病院でCIPとの診断を受けたの。足を骨折し、3日間歩き続けた後だったわ。」

診断がついてホッとしたのも束の間、夫妻はすぐにCIPの治療法が確立されていないこと、現在は対症療法しかないことを知り愕然とする。ドナさんは病気への対処法や悩みについてこう述べている。

「痛みを感じないことはスーパーヒーローのように感じるかもしれないけど、それはたくさんの危険を伴うということ。私たちはザックが火傷をしないように、食事から風呂の熱さまですべてをチェックする必要があるわ。それに息子は体の接触があるサッカーやラグビーといったスポーツや、エア遊具やトランポリンなどは危険すぎてできないの。」

「心配なのはあの子が中学生になった時、病気を知ったクラスメートが息子の限界を試したりしないかということね。それに『怪我をするかもしれないから』と常に子供を守ることで、私たちの気が滅入ってしまうこともあるの。」

両親から変異遺伝子を受け継いだザック君(画像は『The Mirror 2022年4月25日付「Boy, 9, who ‘can’t feel any pain’ walked with broken leg for THREE DAYS」(Image: Donna Skitmore)』のスクリーンショット)

なおザック君はこれまで、火傷、股関節の脱臼、頭の怪我、足の骨折数回、骨髄炎などで入退院を繰り返してきたそうで、現在は「シャルコー関節(神経病性関節症)」という関節の変形や破壊が急速に進行する病気を発症し、足首や膝の変形がみられるという。これを治療せずに放っておくと、一生車椅子生活を強いられたり足の切断に繋がるため、夫妻はクラウドファンディングサイト『GoFundMe』で手術のための寄付を募っている。

幼い頃から入退院を繰り返してきたザック君(画像は『The Mirror 2022年4月25日付「Boy, 9, who ‘can’t feel any pain’ walked with broken leg for THREE DAYS」(Image: Donna Skitmore)』のスクリーンショッ)

ドナさんは「私たちは痛みを感じることで身体の叫びに気付き、治療ができる。また痛みによって怪我を防ぐことも可能よ。だからできることなら、あの子が痛みを感じることができるようにしてあげたい…」と切ない気持ちを明かし、こう続けた。

「イギリスの国民保健サービス(NHS)の医師には、『ザックにはもうできる限りのことはした。これ以上できることはない』と言われたわ。ただ私はそれを受け入れることはできないし、病気の進行を止めるために必要な治療なら、どんなことをしても受けさせてあげたいの!」

足を骨折しても全く痛がらなかったザック君(画像は『The Mirror 2022年4月25日付「Boy, 9, who ‘can’t feel any pain’ walked with broken leg for THREE DAYS」(Image: Donna Skitmore)』のスクリーンショット)

ちなみに夫妻は、アメリカの整形外科医フェルドマン氏(Dr. Feldman)のもとで手術を受けることを希望しており、『GoFundMe』には目標額約805万円(5万ポンド)に対し、日本時間5月7日で約58万6000円(3640ポンド)の寄付が集まっている。

画像は『The Mirror 2022年4月25日付「Boy, 9, who ‘can’t feel any pain’ walked with broken leg for THREE DAYS」(Image: Donna Skitmore)(Image: Albanpix.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

治療をしないと一生、車椅子生活の可能性も(画像は『The Mirror 2022年4月25日付「Boy, 9, who ‘can’t feel any pain’ walked with broken leg for THREE DAYS」(Image: Albanpix.com)』のスクリーンショット)

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