オフィスの冷蔵庫を自分の物のように使っていること、ビル2階にあるトイレとシャワーを利用していること、夜は机の下に寝袋を敷いて寝ていることなどをあからさまに語っていた。
しかしこれらの投稿がアダになり、オフィスへの引っ越しから4日目、サイモンさんは警備員にエスコートされ退去させられたのだった。
サイモンさんは「もしTikTokに動画を投稿していなかったら、たぶんバレることはなかったろうな」と苦笑するも、会社から「TikTokの動画を削除しなさい。さもなければクビだ」と警告を受けたことを明かし、このように続けた。
「私は職場を去ることを選択した。現在は(民泊施設の)Airbnbに住んでいるよ。」
「会社はクビになったけど、今回の引っ越しでTikTokの再生回数も大幅にアップしたし、次の仕事に関してはあまり心配していないんだ。しばらくはTikTokやInstagramに力を入れて、もし上手くいかないようだったら仕事を探すことにするよ!」
ちなみにサイモンさんのTikTokには寄付も届いており、フォロワー数も14万人超と絶好調で、コメント欄には「最初は冗談だと思ったけど、本気だったのね」「会社を辞めてしまうなんて、随分思い切ったね」「ガソリンは高いし、インフレだし暮らしにくくなったのは確か。あなたの気持ちは痛いほど分かる」「家賃を払えず、最近は車の中で寝泊まりする人が増えている。オフィスには空きがあるのだからこういう人を受け入れるべきだね」「笑っていいのか、泣くべきなのか、微妙な気持ちだよ」「この動画の反響のすごさに一番驚いたのはサイモンさん! 君だろう」「あなたの前向きなところが気に入った!」「これからも応援することにするよ」といった声が寄せられている。
画像は『New York Post 2022年3月17日付「I moved into my work cubicle to get ‘free’ rent ― but got busted and fired」(calm.simon/Tiktok)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)